易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

いっせいに梅が開き、3月です

 お彼岸の七日間にはいると、とたんにいろんな花の芽が開き始めました。

 下方―相羽をバイクでお参りしているとちゅう、鮮やかな紅梅(モモ?)の開花と出会いました。
 「亡くなられたここのおばあちゃんは、きれいな花を集めるのが生き甲斐で、家族からも“植物園”てあだ名をつけられ呆れられておられたから、これも特に自慢の花なんだろうなぁ…」と思って写真を撮りました。
 春彼岸会の寺報に載せたいと思っています。

改 紅梅 DSCF4469_convert_20190320200153

 さて、3月のお仏花です。

改 杉山 DSCF4444_convert_20190320193448

 ストレートに水仙が飾ってありました。いかにも正直なご気性が表れていますね。
 これも亡きお母さんの育てておられたおはなです。相羽で Nさん宅。

改 康秀宅法事 DSCF4450_convert_20190320193606

 これは年回忌のご法事のお花です。ですから1対(2個)用意されてありました。
 キンカンと白ナンテンと高野マキ、水仙はみな、ご自宅の花材です。
 この日まで南天を維持されておられたのには、驚きました。たいていは1月中にどうやらなって、消えてしまいますが、ね。相羽で Y さん宅でした。

改 堀さんりかちゃん DSCF4447_convert_20190320193551

 お仏花の担当が去年から、おばあちゃんから娘さんに交代した、相羽の R 家です。
 ご自宅で用意された花は、緑の葉がいっぱい付いているものです。なんでしょう?

改 脩司氏 DSCF4474_convert_20190320193807

 下方の S さん宅でお定飯。
 今月はまだお花が少なく、産直の店で求めて来られたようです。
 売り物のお花を使ってもやはり豪華に立てられる、そういうご気性のようです。

改 脩司氏 床の間 DSCF4477_convert_20190320193823

 毎月お参りに行くのですが、初めて見る花瓶です。同じく Sさん宅です。

改 賢一旅行前に DSCF4467_convert_20190320193742

 お仏花を担当されるかたが、用事で朝早く出て行かれる前の日に、「ちゃんとお仏花の用意をすませておかれた」と、お留守番のご家族から聞きました。
 仕事の段取りがものすごく出来るのでしょうね。相羽、 K さん方のお定飯です。 

改 秀成宅 DSCF4478_convert_20190320193848

 鮮やかな色です。光線のせいかな、カメラ(FUJI のレンズ)のせいかな。
 3月はつばきの美しい季節でもあります。一重は良いものですね。
 菜の花もぼつぼつ咲いています。春の訪れを実感させてくれます。相羽で H さん宅お定飯です。
 「お雛様にも飾るよ」と言われる方も有りましたが、どうもそれは現代的な方法のようです。昔からひな祭りに飾るのは、桃・桜・橘(たちばな)としたものですが…。
 わたし自身は高貴な生まれでもなし、裕福な家で育ったのでも無く、それゆえ子ども時代にお雛様を一回も見たことが無く、そのあたりのことはまったく見当も付きません。

改 高橋さん DSCF4547_convert_20190320204549

 珍しい洋花です。「モルセラ」という名前でした。
 なんでこんな変った花が使われているのかという、ちょっとしたお話がありました。
 とても秘密なので発表は出来ませんが、ともかく愛知県の渥美半島でしたか、田原町で花を商品として作っておられるお知り合いから左手の、ねじねじで真直ぐな?モルセラとやらを、もらわれたのだそうです。
 爽やかな、明るいグリーンでした。相羽の N さん宅のおじょうはんでした。
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 いよいよお彼岸もお中日となります。ぜひ浄勝寺の法要にお参りください。


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ひまわり法話―江戸時代の子どもになってみる

 先月27日(水)は谷汲ひまわりに、お話に行ってきました。
毎月いちどの、グループホームの皆さんとの交流の場です。

 昨年からずっと、昔ばなしの双六(すごろくと読みます)を大きくして黒板に張って、みんなでやってみたら面白いのではないかという企画を立てて、準備を進めていたのですが、先月は私がインフルエンザA型で倒れたので果たせなかったのでした。

改 すごろく 2019_2月_(3)_convert_20190306182559

 双六は競争しなければ面白くありません。スタッフ軍と入所者軍との二手に分かれて、全員で交代にサイコロが振れるように設定しました。

ふりだし_convert_20190306182624
 これがスタート地点です。サイコロを振り始めるので、「ふりだし」といいます。江戸時代の子どもの気持が追体験できるのではないかと思います。

ぶんぶく_convert_20190306183125

 画に迫力があるでしょう。一恵齋芳幾という、有名な画家の絵のようです。(いつけいさいよしいく) 歌川派、美人画の系列です。【ユーチューブの動画の中で、一恵齋芳畿幾と出るのは入力ミスです】

猿蟹_convert_20190306182652

 江戸時代の子ども用の絵本は、その表紙の色から「赤本」、青本、黒本と呼ばれています。大きくくくれば、草双紙でしょう。
 おかしいのは、そこに登場するカニや臼が仮面のように造形されていることです。サルはそのままですが。

大道臼_convert_20190306193101

 お芝居、とくに歌舞伎に親しんでいた時代だからでしょうね。
 双六は早くゴールに辿り着いた方が勝ちです。ゴールと言わず、上り(あがり)といいました。

上りの図 CCF_000005_convert_20190306183026

 ホームでのじっさいの現場は、なかなか思うように進行せずやきもきしました。ユーチューブでお確かめ下さい。
 しかし皆さんのほうも、よくしんぼうして、こんな古典の勉強のようなゲームに付き合って下さったものです。

 もしこの双六を使ってみたいというご希望がありましたら、ご連絡ください。画像ファイルでお分けできると思います。

YOUTUBEで見るには⇒ ひまわり法話2月 昔のすごろくで遊びましょう





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仲よくしよう、の先の問題

改 法語3月 DSCF4466_convert_20190305130334

  うわべの仲の良さ
 は、いわば地獄
 の入口。

          (深見東洲)


 ひとによっては、反感を持たれるかもしれません。
 「仲良くしなければならない」ということは、常に忘れてはならない、真実の道徳なのですが、その先にはこういう言葉も待っているのです。そこは宗教の世界です。

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2月のお花って、何があるのでしょう。

 本年のおじょうはん(月参り)が始まりました。

改 賢一2月 DSCF4268_convert_20190225194836

 1月から2月にかけては、いちばん花の無い季節です。お内仏を、みなさんどうしてみえるかな?-と心配しながら、月参りに参上いたしました。
 それが、なんとか調達されているのですから驚きです。
 相羽の K さん宅でした。

改 脩司氏2月 DSCF4271_convert_20190225194921

 下方の M さん宅おじょうはん。
 「さすがに水仙しかなくて、ほとんど買ってきました。」とのことです。
 でも、いつもどおり手抜きをなさらず豪勢に盛っておられるのにお人柄を感じました。

改 蝋梅 DSCF4275_convert_20190226082605

 わが家もほとんど花材が見当たりません。蝋梅(ろうばい)くらいでした。

改 松尾馨葬儀 IMG_20190205_121500_convert_20190225194850

 ちょっと「お内仏の花」とは違いますが、オッと思ったお葬式のお花です。
 ほぼ白と黄のみ、しかも中央は白い菊のつぼみがメインに直線に並んでいました。
 近頃にはめずらしい、端正な祭壇の飾りではないでしょうか? 
 住職からとくにお願いしたわけではありませんが、やっぱりこういう 静けさがお葬式には似合いますね。
 会葬者も100人以上あって、けして「家族葬」とやらではありませんでした。北方の斎場でした。

改 秀成 クリスマスローズ DSCF4277_convert_20190225194940

 クリスマスローズがうつむいてしまったのが残念ですが、思い切りよく立てなさったお仏花です。
 とくに赤の沈丁花はこれから咲きはじめるところで、なかなか切り取るのは、ためらわれるものです。
 クリスマスローズも然り。切らなければ一週間は見れるのに…と惜しくなるものでしょう。
 活け花には決断と贅沢が必要ですね。相羽の H さん宅のおじょうはんです。

改 敬司たく奥さんが IMG_20190211_115940_convert_20190225194959

 下方の K さん宅で27回忌のご法事。
 いつもとお花が違っているような気がしたのでお尋ねしましたら、思いがけないお答え。
 「これまではいつも主人がお花の担当だったのですが、今回はワタクシが。」と。これからが、また楽しみですね。

改 豊明宅 IMG_20190214_091110_convert_20190225195021

 北方の T さん宅お定飯です。
 いつも安心して見れるお花が立てられています。“おんさい広場”さまさまだと言われます。 

改 上りはな紅梅 DSCF4283_convert_20190225195044

 わが家の蝋梅も開き切ってしまいました。
 紅梅が裏の畑に咲き始めましたので、玄関先に使いました。
 白い沈丁花のつぼみも入れてあるのですが、何度なぶっても、思うような向きに向いてくれませんでした。

改 洋一 お祖母さん法事 DSCF4284_convert_20190225195112

 ごく小型の南天、すその方にあしらってあるのは立金花(りゅうきんか)でした。
 もっとまっすぐに立っていたのですが、だんだんと…。
 横に添えられたきのこは、ご近所からいただかれたものだそうです。なんだか野趣が感じられますね。
 本巣市 E さん宅の年回忌法事でした。

改 高橋さん DSCF4287_convert_20190225195135

 相羽の K さん宅お定飯です。
 花材は買ってこられたものですが、K さんらしいお花です。
 慎重に試行錯誤された、その心づかいを感じます。

改 由利子 白ナンテン DSCF4435_convert_20190225195158

 にぎやかにおじょうはんが勤められたことは、右端のお経本でわかりますね。
 わが家では跡形もない白ナンテンが、ご当家では保護されてきて、いまだにあることに驚きました。
 「お花が無くて…」とおっしゃいますが、お互い様です。キンカンも加わりました。
 相羽の H さん宅でのお定飯です。
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 自然派のお花(遠州流)の宗匠に「2月は花材がないでしょう?」とお尋ねしたところ、「梅ですね。」と教えてくださいました。そうか、ウメか…その目で見ていこうと思いました。

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マニュアルを作るには資格が


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『真宗教学の歴史を貫くもの 江戸時代の三大法論入門』 三浦真証述 響流書房

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 たいへんめずらしい成立のしかたをした講義録です。
 お東のある研修会(岡崎教区第一七組)にお西の学者を招いて講演会が持たれたのだそうです。2017年。
『お西の歴史と教学にふれるー弥陀のはたらきと衆生のはからいー』というのが、そのときの講題。

 先日、お東の僧侶からフト頂いたので、(気が重い題だが、読んでみなけりゃ、なるまい)と思って読みにかかった次第です。

 たいへんなめらかに三大法論というものが説明してありました。難しい昔の学者の議論がだいたい分るような気がしました。整理理解する能力(哲学的)の高い学者だろうと感心しました。

 それでも…宗派としての見解を教学というのですね。それが整理され、整備されて行くことを当たり前に(むしろ喜んで)しておられるようなのが、気になりました。
 おそらく宗教の「学」となると、そういうことになるのでしょうね。

 でもやっぱり、それはマニュアルを整備する仕事のように思われ、寂しい、哀しい気分に陥りました。人間がマニュアルに閉じ込められるような…。

 整備された教えからは懐かしい人物は生まれないような気がするのは、つい最近ヤジさんキタさんを読んだせいかも知れません? が、はたしてそれは可逆的かという問題です。

 統一的見解はアタマで作るとか、理論で作る、議論上手が整合性に注意を払いながら組み立てる、というものではありますまい。
 とりわけ人文(じんもん)の学者・学問、中でも仏教というイッチ自由な精神の世界では、あらゆる文言(もんごん)を記憶していつでも取り出し並べ立てるような能力は、恥ずべきものではないかと、誰もがいちどは考えてみなければならないでしょう。

 統一的見解や学問がしゃしゃり出るその前に、下品で、下劣で、矛盾と失敗多き人間の内部で、自身の苦しみを手当てするなかでゆっくり醸し出されるもののほうが、自然(ナチュラル)に近い気がします。

 なんとなく私の19歳の時代(1968年)、何のための学問か、またそれを担う資格があるのかを、自分にも他人にも先生方とも、息苦しいほど問い詰め合った、あのときの問題と似ているようです。

 要は、賢いだけではない巨大なエネルギーを発散させた人間 (親鸞聖人の、いわば思想)を扱おうとする聡明だけれど矮小な人間の、覚悟や資格の問題かも 知れません。
 おっと、思わず口はばったいことを申しました。このお粗末さ! なもあみだぶ、なもあみだぶつ
 

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