易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

2月のお仏花:お花は内面生活の充実

 報恩講のある1月は、お定飯がおやすみで、今月から再開します。
 わたしは先月末からカゼに苦しみ、治りそうで治らず、ゴホンゴホン、ゼイゼイという咳に悩んで、不調そのものでした。

 また本年は30何年ぶりかという大寒波に日本中がおおわれ、ご家庭のお花はとても見れないと思いましたが、みなさんそれぞれの生活の荘厳(しょうごん)に工夫しておられました。
 日本人の美意識、内面生活を豊かにしようという意欲を感じますね。

改 クリスマスローズとアメリカ南天 DSCF2704_convert_20180214115004

 相羽の T家、子供さんの47回忌法要で。白い花は冬の花、クリスマスローズですね。左手の葉物はアメリカナンテンとお聞きしました。

合成 改 なた豆 DSCF2705_convert_20180214115041

 縁側の一角がすごいでしょ。寒さにやられないように養生がしてありました。ちょうど中ほどに、ぶらりと下がっていた大物がナタ豆というものでした。薬効があるそうです。
 分けていただきましたので、秋にはわが家でもお目にかかれるかも知れません。
 見るものすべて、ものめずらしく…。

改 貞子2月 IMG_20180205_102210_convert_20180214115120

 下方の Sさん宅のお定飯。いかにも2月にふさわしい絵の軸に替えてありました。美しくも寒そうです。

改 アジサイ IMG_20180206_102441_convert_20180214115223

 下方の Mさん宅お定飯。玄関先に新作の折り紙が。あじさいでしょうね。細かい、忍耐強い指先の作業のたまものです。

改 2月加代子宅 DSCF2719_convert_20180214115250

 お花はやっぱり、つぼみが力を感じさせます。相羽の Kさん宅のお定飯です。

改 ヨメの家の おひなさま IMG_20180208_090151_convert_20180214115312

 同家の床の間には、早くもお雛様のご用意が―。たいへん品のよいおひなさまの段飾りでした。
 後ろの「光寿」のお軸は、一目瞭然! 稲垣瑞剣師の手跡です。いつ見てもあの方の、枯れた字はいいものです。(なんでだろう)と自問してしまいます。


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2月:あの人は、成仏しておられるのでしょうか

改 法語 2月 DSCF2698_convert_20180131193733

 故人が成仏しているかどうか、たずねられる人があります。なかなか答えにくい質問です。

 すばらしい回答が、林暁宇師の講演録『生死を越える道』 平成13年出版 のなかにありました。

 (林先生は)ある所で、50才くらいの奥さんから質問を受けました。
 「うちのおばあちゃんはふだんから熱心にお参りをし、お念仏もよくとなえていました。最期はみんなにお礼を言って亡くなりました。こんなおばあちゃんは、間違いなく成仏しているのでしょうね?」ときかれたのです。
 その時私は、「さあ、あなたがそんなことを私に聞かねばならんようなことでは、たぶん成仏は出来ていないでしょう」と言ったのです。
 ……
「では聞きますが、あなた自身はひごろ聞法(もんぽう:お説教を聞くこと)していますか。」
「いや、まだしていません。」
「それじゃやはり成仏出来ていないでしょう。」
「どうしてですか。」
―― この後に、掲示した今月の法語が出るのです。ナンマンダブ、ナンマンダブ…。

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往生際が悪い…

 1月23日(火)は谷汲へ出かけて、ひまわり法話。
 12月は日程の調整がつかなくて、お休みしていましたので、2か月ぶりでした。
 この日も、しつこく体力を消耗した風邪の病み上がりで、自分にも不安でしたが、思い切ってお話してみました。

ひまわり_2018_1月_convert_20180130165508
 (ありゃー、やっぱり少しやせてしまいましたね。)

 みなさん、今回はまっすぐに横並びにお行儀よく並んで、待っていてくださいました。
 こちらが緊張して、思わず「こんばんは!」 と挨拶してしまいました。(いかん、まちがえた)と気が付いてとっさに出た言葉は、「おはようございまーす!」。
 午後2時ですから、ジョークの出来そこないみたいなものでした。アカンときはアカンものですね。

 お話は報恩講のご報告と、その直前にぶつかった、お葬式の話。
 会ったことのない方から早朝に電話が掛かって、ともかく御遺体の枕経(まくらぎょう)に、ウグイス谷トンネルの向こうまで出向いたところから始まりました。
 若いご夫婦、女性が喪主でした。奥様の(別に住んでおられた)父上が急に亡くなられたということです。(享年82歳)
 金銭的な余裕も、準備もしてないようすですので、「とにかくみえを張らず、質素に準備しなさい。ご自宅なら、このように私が設営して上げれるのですが…ここは G葬祭のホールに来てしまっておられるのですから、私としては手の打ちようもありません。」
 と言って、見せたのが、いつも持って歩いているカードでした。これです。
これでじゅうぶん_convert_20180130171341

 その晩お通夜にうかがって、びっくり。ものすごく質素な会場が用意されていたのでした。しかも写真とそっくり。

改 安置室での葬儀 IMG_20180111_115944_convert_20180130171016

 G葬祭の若い女性スタッフも、よくこんな形で、応じてくれたものだ…と感心しました。営業的にはむつかしい形式です。私のカードを見て、しつらえたのだそうです。ただし家族も、親戚も、全員がざぶとんしかありません。

 お通夜の打ち合わせで、喪主夫婦と意見を交わしました。
「今夜と明日で、いちおうお葬式はすみます。私とのお付き合いもこれでおしまいになさっても、構いませんよ。」
私:「ただ、もしもこの後お父さんの供養・法事をしていくのなら、どんな小さなものであれ、お仏壇が必要ですね。
 お父さんたちが住んでおられたお家には、お仏壇がありますか?」
Aさん:「ありません。この後も法事を勤めたいです。」
私:「それなら、あなたの家にお内仏(仏壇のこと)を入れてもらわねば。」
Aさん夫婦:「仏壇って、いつ入れたらいいものなんですか?」

 出るべき問題がひとつ出ました。

私:「仏壇を入れたら、縁起が悪いということは、ありません。仏壇が無くても、お父さんは死なれたでしょう?」
「だいたいね、70歳、80歳になっても、仏壇を買わないというのが、おとなげないのです。
 70,80になったらどんな小さな仏壇でもいいですから、自分で用意しておくものです。
 『ワシは、もしものことがあったら仏さんの世界へ行くからな。』と子や娘にアピールしておくのが、親らしいのです。
 これを先のばしにしておくと、その子どもが仏壇を買わなければならない、ハメ になります。30代や40代の若い人が仏壇を買うのは、大きな抵抗があるでしょう? 80歳代の親が、やるべきことをやってないからなんです。
 これを【往生際(おうじょうぎわ)がわるい】といいます。
 今夜一晩、御夫婦で考えておいてください。」

 翌日はお葬式。その打合せで、
 Aさん夫婦:「わたしたちでお内仏を入れることに決めましたが、主人は A家、亡くなった父は B家です。
 いっしょにすると、両家のご先祖がケンカするといいますが、その心配はないのでしょうか?」

 これが出るべき問題のふたつ目でした。

私:「ケンカをするのは迷った人たち。ケンカをしたり、好き嫌いがあるのは、迷いの世界、この世界です。仏さまの世界に行ったら、ケンカもスキだキライだも、ありませんよ。
 仏さまの世界というのは、よく聞いてくださいよ、【広大会(こうだいえ)】といいます。広くて、大きくて、何人でも集まれる、清らかな場所なのです。
 私たちの側からいえば、心を広く持ち、大きな気持にならなければ、行けない世界です。
 仏さまの世界でケンカしないか…などというのは、迷った人間のいうことです。」

ご夫婦:「ごえんさん、その話は、お葬式が済んだらもういちど、親戚の前でも話していただけませんか…?」
私:「エーッ!**」

 かくして、お葬式が全部終わったところで、もう一度、会葬者全員に向って 『70歳になったら、の心得。いつまでもカラオケと旅行遊びばかりを考えず、自分の行き先を決めておくこと』について、ご説明 をしなくてはなりませんでした。なかなか大変な、お葬式でありました。

 このケースは、娘さんが親のお父さんに対して、ものすごく親孝行で、やさしい女性だったから、こんな本質的なお葬式が出来たのだと思います。
 初めの電話口でのお願いも、ほんとうにていねいでした。こころのやさしい、親孝行な人のお役に立てて、うれしいと思いました。
 逆にいえば、親孝行の気持がうすい、親がいなくなって悲しい思いをしておられないお葬式が、多くなりましたね。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ…。

 その後、ご夫婦は浄勝寺にお礼に参られ、中陰(七日七日)のお参りを頼まれましたので、「あわててお内仏を買うことはありません。貸し出し用の物をお貸しいたします。忌明法事までに仏壇を用意しなさい。」ということにしてあります。
 貸出してあるのは、このようなものです―

改 パンフ 2_convert_20180130200644

 じっさいの仮のお仏壇は、このように荘厳されました。なかなか良いものでしょ?

改 中陰段 マーク IMG_20180212_105649_convert_20180214115356


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報恩講 14日(日)15日(月)16日(火)

 14日が日曜日となった報恩講ですが、お参りが特に多かったわけでもないようでした。
 午前中は各部署の点検、受付応対などです。

改 朝の本堂 DSCF2621_convert_20180118173714

 おだやかな朝を迎えました。

改 正面おけぞく DSCF2678_convert_20180118172325

 正面のおけぞく飾りです。お仏花は花屋さんまかせ。

改 御開山まえ DSCF2676_convert_20180118172344

 御開山(ごかいさん)・親鸞聖人の前です。

改 御絵伝まえ DSCF2683_convert_20180118172402

 御開山の御絵伝まえ。ここのお仏花だけは、住職で用意しました。

改 渡り廊下 DSCF2672_convert_20180118172657

 渡り廊下のお花です。

改 トイレの前 DSCF2671_convert_20180118172452

 トイレの入り口の一花。

改 床の間 IMG_20180116_080414_convert_20180118172940

明日のおときの会場となる、くりのお座敷。

改 小座敷の花 DSCF2695_convert_20180119140406

 お客僧様の部屋。かわいい和紙のおにんぎょうの折り紙は、お茶出しに頼んだ方の作品です。
 掛け軸は「親鸞聖人が関東のご門徒とお別れになる場面」です。ホンモノではなく、印刷物を表装してもらったものです。

改 なます IMG_20180114_094808_convert_20180118172235

 14日は女性のお取持ちが主で、おときの用意をします。これは、おなます作りです。ことしは大根が貴重品でした。

改 ひじき IMG_20180114_093749_convert_20180118172420

 ひじきのゴミ選りから始めておられます。長ひじきが、手に入りにくくなり、苦労しています。本年は伊勢産の太くて、おいしい物が使えました。
 写真は撮れませんでしたが、おとき料理の花形である、丸揚げやお味噌汁の準備もあります。

改 まこと君 14ka_convert_20180119143525

 お昼からはいよいよ、お勤めとご法話があります。こうけつ・まこと師のシャープなお話でした。

15日です。8時ころから、お取持ちのかたがたが、志を出し始められます。


改 受付全体 IMG_20180115_083210_convert_20180119144028

 坊守も並びました。

改 30分後 坊守あいさつ IMG_20180115_085342_convert_20180119143920

 台所では、おときの用意が。

改 おときの用意 IMG_20180115_084518_convert_20180119143955

 おときの配膳担当です。

改 おとき配膳 IMG_20180115_084127_convert_20180119144012

 男衆のお給仕です。

改 男衆のお給仕 IMG_20180115_120643_convert_20180119144118

 長浜市の秦先生のご法話です。ものすごいパワーで、ていねいに話して下さいました。

改 秦師 1516272314711_convert_20180119150531

 16日です。おまいりがとても少なくて、考えさせられました…。
 
改 宇野師 IMG_20180116_105502_convert_20180119145325

 誠実たらんとする、長良の宇野師が、やさしい語りくちで話してくださいました。

改 おけぞく壊し IMG_20180116_125108_convert_20180118173648

 お昼過ぎにはすべてのお供えを下げて、おけぞくもバラしてしまいます。各地区のご門徒一軒一軒に小袋に詰めたおけぞくを配ってもらう手筈です。

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報恩講の準備 1月12(金),13日(土)

 お取持ち(ご門徒の作業)の負担をへらすために、12日のおもちつきの作業は、地元の下方・相羽・六里・黒野の世話方さんだけで行うことにして3年めです。

改 12日鐘楼から IMG_20180112_163341_convert_20180118171325

 ところが、こんな朝になりました。

改 もちつき始まり IMG_20180112_071653_convert_20180118171350

 朝7時半から、総代3人は台所で準備を始めてくださいます。お勝手女性も2人、とくべつにお願いしました。

改 餅を広げる IMG_20180112_081219_convert_20180118171412

 8時には4地区世話方がみな、そろいました。
 諸道具を運び出して、そろえた後、蒸し上げたモチを、まず広げます。

改 小餅を抜く IMG_20180112_082601_convert_20180118171427

 それを奥に見える並べ板に置いて、次の日に組み立てるのです。午前中で終了です。

妙圓寺 IMG_20180112_125935_convert_20180118171512

 わたしはお昼から師匠寺の報恩講にお参りに行かねばなりません。そのお寺のおけぞくです。ていねいに、きちんと模様が付けてありました。おみごと!(五之里の妙圓寺さま)

 翌13日はいっぱんの御門徒のおとりもちが始まります。

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 夜中の8時ころざっと降った雪は止んでいたものの、冷え込んでいました。30人をこえるご門徒が出てきてくださいました。
 来る途中、自転車ですべって、脚の骨にひびを入らかした女性も。

改 休憩 IMG_20180113_095955_convert_20180118171937

 大掃除のグループは本堂、小座敷、渡り廊下、庫裡のお座敷(おときの会場)とすすみます。その休憩時間です。

改 おけぞく雅昭 IMG_20180113_093519_convert_20180118171918

 おけぞく組みのグループ。まずおけぞくを組むさぎょうです。ここでいいかげんに盛ると、あとでバラバラ落ちます。

改 貼りつけ菓子 IMG_20180113_111538_convert_20180118172117

 貼りつけ菓子、サンギ盛り、果物盛りもあります。

改 色付け IMG_20180113_115506_convert_20180119133337

 最終段階、色付けの作業です。これがまた、時間がかかるのです。

改 カレー IMG_20180113_093047_convert_20180118171957

 もうひとつの作業は、お昼の食事の用意です。ひごろ、大勢の食事を用意する習慣が無くなっているので、なかなか戸惑われるようです。
 この日はめずらしく洋食で、カレーでした。

改 13日お昼 DSCF2655_convert_20180118172136

 住職もいっしょに、みんなで輪になっていただきます。
 そのあとは解散ですが、色付けの係りは少し残って、完成してくださったようです。

改 山門 2 DSCF2661_convert_20180118171855

 外の幕張、仏旗立てもきちんと終了しました。

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