易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

9月法語





人間がこの世でする体験の中で一番大きなものは
「念仏を申そう」
と思い立つこころのおこるときである。

(池山栄吉)

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住職法話 秋彼岸会永代経法要

 住 職 法 話  


み名を呼ぶものは心が深い     


◆お正信偈が遠くなった

わたしが今から三十五年ほど前にお寺にもどってきたころ、老僧から「法事はお三部経をあげるのが原則。正信偈はおとりこしの時だけ。」と教えられたのも今は昔です。

しかしはじめのうちあるご法事で、気をきかせたつもりでお正信偈を混ぜて読んでみましたら、そこのご主人に「それは毎日わしが上げとる。ごえんさんはお三部経をあげてください。」と不満そうに言われてしまい、ヒヤッとしたことがありました。

しかしいつごろからか、お正信偈を上げると歓迎されるようになりました。裏をかえせばそれだけご門徒のほうも、ひごろお正信偈から遠ざかっておられるのが実情なのでしょう。複雑なきもちです。
    

◆読めるようになったら意味を
お正信偈は次の若い世代に伝えてゆかねばなりませんので、お葬式の後の七日ごとのお参りにも読んで、お家のかたにおぼえてもらうようにしています。
となるとつぎはその意味をお伝えしたいのですが、なかなかよい方法が見つかりませんでした。さいわいようやく、女性詩人によってすばらしい現代詩訳が出版されました。一部をご紹介したいと思います。
できれば声に出して朗読するようによんでみてください。


  
正信念仏偈〈むげんのひかり〉さま―― もちろん阿弥陀さま、のこと。 (伊藤比呂美(ひろみ) 訳)

源信(げんしん)は
シャカの尊者のおしえをきわめ
ひたすらきよらかな国のことを心に思い
人々に勧めひろめました。

「み名を呼ぶものは心が深い。
それ以外の修行をするものは心が浅い。
浅いものは仮のきよらかな国に行ってしまう。
深いものは真のきよらかな国に行きつける。
罪をかさねた極悪人は
ただ
み名を呼びなさい。
わたしもまた
み心に救いとられているが
迷いにさえぎられてよく見えないのだ。
でも大きなみ心は
いつもわたしを
照らしてくださっている」と源信はかたりました。

わたしの師、源空もまた
仏教のおしえをときあかし
善人も悪人もへだてなく
わたしたちをあわれんでくださいました。
この日本の片田舎で
まことのおしえをときはじめ
〈むげんのひかり〉さまのお誓いを
みだれたこの世にひろめてくださいました。
「生き変わり死に変わりして
迷いの中に還っていってしまうのは
疑いがあるからだ。
澄みきった心をもつためには
おまかせする心を
もてばよい」
と源空師はかたりました。 
《伊藤比呂美 訳著『たどたどしく声に出して読む歎異抄』 平成二十四年 ぷねうま舎刊》

お正信偈のどの部分かりますね。「わたし」は親鸞聖人、源空師とは法然さまのことです。
やわらかく心に入ってきませんか。み名をよぶ―おねんぶつを、声に出して言いたくなりますね。
では、ナモアミダブツ、ナモアミダブツ

【平成二十五年九月二十日 浄勝寺住職・村上敏喜 拝記】

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秋彼岸永代経の法要

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秋彼岸永代経の法要は、
9月25日(水) 朝9時半・午後より

法話は 早野・光輪寺住職 中島洋晃師です。20130731_083316.jpg

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