易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

秋彼岸永代経法要 寺報 №.150 

3 web+改 コスモス 2005・10・7+004_convert_20141001065927



            わしが憑(つ)いとる

       お盆はとくべつ 
 お盆だからと、遠方(えんぽう)から本堂(ほんどう)まで参ってくださったご家族がこの夏も何組(なんくみ)かありました。お寺から案内(あんない)をしなくても必(かなら)ず来られるご門徒(もんと)があるのです。やはり日本人にとってのお盆は特別(とくべつ)なんですね。
 そのなかで道中(どうちゅう)のお墓参(はかまいり)りをすませながら、各務原(かかみがはら)からまわって来られたのは八十六歳のおばあちゃんと六十代の息子さん、中学生のお孫(まご)さんという顔ぶれのご家族でした。

     家族の食事はみなわたしが
 暑い午後でしたが、きちんとお化粧(けしょう)をして清潔(せいけつ)に身(み)づくろいなさっておられるそのおばあちゃんが、おつとめの後でおっしゃるには、
「わたしは今も朝、昼、晩と、台所仕事(だいどころしごと)は家族全員(ぜんいん)のぶんをやっています。全員(ぜんいん)の食事係(しょくじがかり)ですね。はい、この孫(まご)のお弁当(べんとう)もわたしが作るんですよ。」
 ほんとかしら…と思って聞いていた私に、中学生のお孫(まご)さんは「おばあちゃんのお弁当(べんとう)がいちばんおいしいので…」と言葉少(ことばすくな)なに説明(せつめい)してくれるのです。ほんとうにびっくりしました。

      おじいさんの元気のもと
 今年はおじいさんは来られませんでしたね、とお訊(たず)ねしますと、
「もうじき九十歳になります。脚(あし)がふらつくようになったのと、喉(のど)から食べにくくなって、イロウ(遺漏)をしていますので、家でお留守番(るすばん)です。しかしとても元気で頭(あたま)もはっきりしています。食事のほうも流動食(りゅうどうしょく)になったら、いくらでも入っていくみたいです。」
 「またこのごろは、しきりにお祖母(ばあ)さんのことを思い出すらしく、お祖母(ばあ)さんにとてもかわいがられた人で、お祖母(ばあ)さんは主人(しゅじん)をとてもりっぱな人間になる、あんたは殿様(とのさま)のようにひとの上に立つ働(はたら)きをする、としょっちゅう口癖(くちぐせ)のように言って励(はげ)ましていたんだそうです。」

            jihou001_convert_20140930193743.jpg

      おれには、バアサンがついてござる!
「それで、おもしろいことを言うのですよ。『おれはまだまだ死ぬ気がせん。おれにはバアサンが憑(つ)いとる!』とか、『百二十五歳まで生きられる気がする。わしにはバアサンがついてござる!。』と自信(じしん)たっぷり。娘たちは『そんなに生きたら、こっちがたいへんよ』って苦笑(くしょう)していますわ。」

       昔の人のはっきりした信念(しんねん)
 それにしても、わたしが憑(つ)いとる―。なんて力づよいことばでしょうか。自分が死んでもお前(まえ)と一体(いったい)になって、見守り、はげまし、困(こま)ったときには助けてあげる仏(ほとけ)さんになるから、というお祖母(ばあ)さんの信念(しんねん)の明朗(めいろう)なこと。昔(むかし)の浄土真宗(じょうどしんしゅう)の御門徒(ごもんと)の老境(ろうきょう)はこうであったろう、と感じ入りました。なんまんだぶ、なんまんだぶ。
 ごぞんじのように仏教では生きているあいだの自分と死んだ後の自分とを、切り離(はな)しては考えません。生きているあいだに思ったこと、しゃべったこと、行ったことすべては、死んだらきれいに消え去(さ)るものではない、続いていく、という生死(しょうじ)を統(とう)一(いつ)した生命観(せいめいかん)に立っています。生死一如(しょうじいちにょ)のいのち、といいます。死後(しご)の安心も信じられる生き方がほんとうではないでしょうか。

      祖先(そせん)との交流(こうりゅう)
 祖先(そせん)とじぶんたちが行(い)き来(き)する、交流(こうりゅう)することになっているのが、お盆ですね。
 むかしの暦(こよみ)、旧暦(きゅうれき)でいうと七月十三日の夕方に迎(むか)え火を焚(た)いて、十四・十五・十六日と三日間、ご祖先(そせん)をわが家にお迎(むか)えしておもてなしをしてさしあげ、十六日の夕がたには送り火を焚(た)いてアチラにお帰りいただくのが、お盆でした。
 これを太陽暦(たいようれき)になおして、一か月ほど遅(おく)らせて、今も続いているわけです。日本人には仏教(ぶっきょう)そのものよりもこれが気になるのですね。本能(ほんのう)のようなものだと思います。

      お念仏でかえって来(こ)れる
 仏教といってもほかの宗旨(しゅうし)ではお盆が来ると、やっと家に帰れるのでしょうが、私たちが御縁(ごえん)を恵(めぐ)まれている浄土真宗(じょうどしんしゅう)では、お念仏(ねんぶつ)を唱(とな)えるとき、いつでも帰ってこれるのです。
 お念仏で浄土へ往生(おうじょう)し、じねん(自然)の理(ことわり)で成仏(じょうぶつ)したら、仏(ほとけ)になってかならずこの世に還(かえ)ってこれるというご門徒(もんと)の信念(しんねん)が、「わしが、憑(つ)いとるぞ!」という、あのお祖母(ばあ)さんの力づよい口癖(くちぐせ)だったのではないでしょうか。なもあみだぶつ、なもあみだぶつ。
      【平成二十六年九月九日 浄勝寺住職・村上敏喜 拝記】

続きを読む

PageTop

夏の工作 …… くるくるタコ

 7月末から根気よく進めた、夏の工作です。紙のぜんまいで回る、くるくるタコ。簡単そうでしたが、たいへんでした。これは8月のお盆前のようす。

   0811 RIMG2077_convert_20140928190630

  9月のお彼岸前にようやく、どうやら仕上がりました。

   改 RIMG2278_convert_20140928191415
   改 RIMG2282_convert_20140928191442

PageTop

秋彼岸永代経法要

 9月22日午前と午後、秋の彼岸会永代経をおつとめしました。

改 字入り 2014永代経+RIMG2228_convert_20141001071626


 ご法話は、広島県の福山市から新幹線で来てもらった、山本耕嗣先生です。前日にお迎えにあがり、書院で泊まってもらいました。こんなとき書院があって、ほんとうにありがたいと思います。
 駅で片方のバッグを一つ持ちましたら、ものすごく重い。中にはプロジェクターや Blue Ray プレーヤーなどがいっぱい入っていました。おかげで、テレビの映像も見せてもらえました。


       改 みんなでビデオ RIMG2284_convert_20140928191658
      ひさしぶりに40名をこえる、にぎやかなお参りでした。

       改 山本師 RIMG2287_convert_20140928191634

       改 指を RIMG2236_convert_20140928191605

   当日のお仏花
  お寺の花畑の花だけでは足りませんが、気持ちよく分けてくださったご協力のおかげで、明るい仏花が立てられました。ありがとうございました。

    改 華材をいただいた RIMG2261_convert_20140930201234
                  改 仏花3 RIMG2264_convert_20140930201335



PageTop

山本耕嗣先生を迎え、秋彼岸永代経法要

ポスター 山本耕嗣さん_convert_20140920194205

 あす駅までお迎えに行きます。書院で泊まっていただきます。書院があるって、こういうとき本当にありがたいです。

PageTop

教材 : お正信偈をちゃんと読みたいかたへ

 お正信偈は親から子へと、おじいさんから孫へと伝えられてきたことと思いますが、一軒の家庭に、それだけの宗教教育力というものがなくなってしまいました。
 お寺ではこの30年間というもの、にちよう学校やれんげ会という名目でお正信偈のけいこをつとめてきましたが、参加なさるかたは多くありませんでした。
 そこで数年前から、お葬式の翌日、お礼参りに本堂に上がっていただいた方すべてに、「きょうからすぐ出来る、お正信偈のけいこ」用の CD を差し上げてきました。住職がていねいな説明と、じっさいのおつとめをオリジナルに吹き込んだものです。入門編です。
 まいにちお内仏の前で練習して、忌明け法事までにとても上手に、どうどうと読めるようになられた門徒さんもあります。


    入門CD_convert_20140909131823

 ところが秋になって おとりこし(お内仏の報恩講)が始まると、五十六億和讃でのお正信偈となります。これがまた、読めない方がけっこうあります。
 ほんらいお正信偈はいろんな和讃を取り替えては読んでゆくおつとめなので、それを六首引きと言います。
 どこのご門徒さんもちゃんといっしょに五十六億和讃でお正信偈が上げられるように、練習用のCDも用意しました。初級編です。


    初級CD_convert_20140909131846


ふろくsiori001_convert_20140909134059.jpg        
    siori002_convert_20140909134122.jpg

 書道で草書と行書があるように、お正信偈にも行譜(ぎょうふ)と草譜(そうふ)があります。草譜はほとんど棒読みですから、慣れたら短時間でお正信偈が上げられます。御本山の朝のおつとめは、この草譜です。――というわけで、草譜のCD も作っておきました。
 御文章はポピュラーな 『末代無智の章』、そして『白骨の章』です。名付けて中級編です。


    中級 CD_convert_20140909131913


PageTop

9月の法語 自分のわがままは

改 法語9月 RIMG2170_convert_20140904194558


  自分のわがまま

  は当たり前と

  思い、

  他人のわがまま

  は許せないと

  思う。  (秦 信暎)

PageTop

8月31日(日)夜7時半 きもだめし会

 夏休みに入ってすぐ、いつも来てくれる6年生のAちゃんから「きもだめしをやりたい…。」と頼まれていましたが、私じしんが子どものときにやったことのない遊びです。おばさんは小学生のとき、名古屋で幽霊屋敷の入口までは、行ったことがあるそうです。怖くて引き返した…。
 また、暗くならないとできませんので、開催の条件がきびしい。悩みに悩んで、とうとうギリギリ夏休み最後の日に敢行することになりました。
一番最初に来てくれたのは、おとなの生徒の(ごえんさん以外で)山田さん。ふたりで裏方をやることにしました。山田氏は幽霊音響係り。みんな出足が遅かったのですが、おうちの人の送迎が参加条件でしたのでママ、パパもいっしょにこられ、とても楽しかったようです。女子高生のОBふたりも集まって来て、花を添えてくれました。
 あのやんちゃ坊で有名な6歳のGちゃんが泣き出したのは、かわいかったです。ごえんさんのおオリンを打ってもらってご機嫌を直してもらいました。(中央右寄り)  参加者は ”おだんごゼリー”のおみやげ付きで、大満足のようでした。


    改 きもだめし記念 RIMG2165_convert_20140901220356

 さて翌日、本堂の小座敷に後片付けに行き、ふすまを開けたとたん、ギョッ!ブルブル…自分で作った、おばけがまだ、そこにいました!あーこわかった。

                  改 おばけ RIMG2167_convert_20140901221100

PageTop

8月の写経の会

 初めて参加されたかたもありました。いつものようにお正信偈のおつとめをした後、住職からひとこと、会の趣旨をのべさせてもらいました。
 写経はふつう、功徳を積むためのものです。一枚より2枚、一回より十回の写経にねうちがあります。しかしわたしたち、浄土真宗の写経はちがいます。
 お経はあみださまのこころに近づく、入るためのものです。読むことは聞くこと。教えを聞くことに近づくことができなければ、「いいことをした、つもり。」にしかなりません。写経をていねいにしながら、この一行はどうゆうふうに読むのだろう? どんな意味だろう…と考えつつ、写経をするのがいいと思います。
 早くすませる必要はありません。一時間だけ、じっくりとお経の文面と対話する時間なんです。
 では、終了後のお茶の時間を楽しみに、はじめましょう。

     改 写経8月 RIMG2154_convert_20140901213916

 

PageTop

8月27日(水) にちよう学校 夏まつり

 お正信偈のおつとめのあと、クイズをしました。「親鸞聖人は90歳まで生きられた。○か×か」――もちろんわかりますね。と思ったのですが、「だれ?それ?」という6年生の返事に、ショック。おおいに反省しました。またお手伝いのかたの中にも、「うそでしょ、そのころそんな長生きはありえない。」というかたも…住職として考えさせられました。

改 説明 RIMG2150_convert_20140901114631


 ひさしぶりにかき氷屋さんも出店した夏まつりでした。地元大野町の氷屋さんは廃業され、揖斐まで行かなければ、と思っていましたが、予約の電話を入れると、揖斐川町のお店も高齢で廃業。神戸町にも、と思い出向いたのですが、ここも更地になっていました。けっきょく法務の帰りに岐阜市長良で買ってきました。たいへんやりにくい時代となりました。
 ミツは各色をそろえた提供者(寄付)があり、にぎやかでした。ごえんさんはマンゴーというミツを掛けてもらいました。
改 氷屋さん RIMG2125_convert_20140901105954
 
人気のあったおもちゃ。

改 吹き戻しコーン RIMG2128_convert_20140901110026

強力な!?にちよう学校予備生徒。ただいま6歳。
改 剛くん登場 RIMG2137_convert_20140901111912

見えるかな? 2年生はかわいいね。
改 RIMG2136_convert_20140901105843

 お寺からは鶏めし炊き込みおにぎり、卵サンド、など10円均一で出しました。お手伝いの協力者がありました。缶ジュースの寄付もあり、豪勢でした。お店番のみなさん、ありがとう。

RIMG2132_convert_20140901110146.jpg

 記念写真です。30年前のにちよう学校生が、二人います。
 自分の子どもの手が離れてもお手伝いに加わってくださったみなさん、じぶんの孫でもないのに、仏さまへのご協力、ありがとうございました。   

<改 合成 記念 RIMG2140_convert_20140901113407



PageTop