易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

中学校の同窓会の波紋

  7月31日(火)午前10時半から、本堂で中学校同窓生の物故者追悼法要をいたしました。初めてのことです。
 同窓会の幹事さんがたが7人も、お参りしてくださいました。うれしかったです。

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 庫裡の玄関のお花を朝早くから立てて用意しました。オミナエシの花です。よく見てほしいのは下のほうの、船頭さんのかわいい折り紙。じつは、出席出来なかった i 幹事さんが、事前に持って来てくださったものです。今の季節にぴったりでしょう。

 さて、わたしの神通力で見たところ、山門のあたりでしばらくお話しなさっておられたのは、よそのお寺にお参りに行ったことのない方たち。
 (私もよそのお寺に行って、居りづらいなかでお参りした経験がたくさんあるから、わかるんです。)
 ひとりでもスッと本堂に来られて、サッサと挨拶ができた女性は、よそのお寺に参った経験(苦労)のあるお方とお見受けしました。あかぬけておられますね!
 仏教はあかぬけるレッスンの教えです。またほんとうの意味で、一人前の人間になれる、自信がつく宗教です。
 でも、こうしてよそのお寺に暑い中にもかかわらず、お参りされた皆さんのすなおさは、すばらしいものがあります。
 同級生のムラカミ君ではなくて、お坊さんの村上として認めて本堂に坐ってくださったのは、よくよくのご因縁なのでしょう。

 お別れに、こちらが頼みもしないのにスマホを出して、ラインつながりになってくださったお二人の、こだわりの無い態度にも驚きました。「また会ってみたい。また話がしたい」という気持が、人間の温かみというものです。

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 暑い日盛りの中を、ようこそおいでくださいました。24名の物故者に代って!お礼申し上げます。
 

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8月の法語―通ずる心

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通ずるの心 ほとけの世界なり
南無阿弥陀仏の 世界なるかな

     (赤禰 貞子)

 通ずるの心を求めて、中学、高校、大学、お寺…仏教にたどりつきました私です。長い道のりでした。お寺…仏教の間が、短そうで長く、一番たいへんですね。多くは望めないことも知りました。
 盂蘭盆(うらぼん)もまた、目連尊者(もくれんそんじゃ)という、神通力第一とほめられたお弟子の悩みが、ご縁だったのですよ。
 神通力、それは相手の本質、ふかい所を見抜くちからです。深さが勝負。
 仏様の世界というのは、高い天国の世界ではなくて、深い深い、なかなか見えない、静かな世界だと申しあげたいです。なもあみだぶつ。

※パソコンのハードディスクが故障して、自力交換に苦しんでいたので、ブログが遅くなりました。ご心配をかけました。
 この頃はwindowsから警告が出るんですね!

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7月:大雨のあとのお花

 先月下旬から、7月前半は大荒れの天候です。豪雨、そして厳しい暑さ。
 お参りのお花の写真が溜ってしまいました。

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 グラジオラスに南天の葉。べっぴんさんのお仏花、という感じですよね。相羽のY さん宅のお定飯です。

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 この涼しそうな花は、なんとなく懐かしい。人懐っこい花で、お寺の境内の隅っこでも、6月が終わっても、長く咲いていてくれました。南アフリカ原産の、アガパンサスです。
 床の間の掛け軸も、いかにも峨々たる高山の中国絵で、季節にふさわしいですね。日本なら、信州あたりは涼しいでしょうね。

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 黒野の R さん宅のお定飯です。グラジオラスに百合が入って来ました。花はつぼみのうちが、形がいいですね。

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 ごえんさんが玄関先の花を活けました。紫陽花も長く咲いていてくれます、ありがたい花です。
 またあまり上品ではないかも知れませんが、赤い篝火草かがりびそうの色も捨てがたいものです。
 葉は、朝鮮南天(細葉ひいらぎ南天)といわれているものです。

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 華やかなグラジオラスに アルストロメリアとキクイモモドキ(ヒメヒマワリ)でしょう。後ろに矢羽根すすきが涼しそうな、縞模様を見せていました。
アルストロメリアは明治、大正期に日本に入ってきた花のようです。江戸時代の人は知らなかったのですね。相羽の A さん宅お定飯です。

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 中陰のお参りで、古川のC さん宅です。「たまたま産直で見つけて、昨夜立てたのですが、水揚げが良くなくて…」と。
 ものすごく短く、思い切って切り詰めた、短い丈のお花でした。でも、花は形よく開いていました。
 挿花の先生から聞いたのですが、蓮の水揚げは苦労します、とのこと。
 C さんのチャレンジ精神や、偉なるかな。

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 純白の紫陽花って、いいですよね。「もうアジサイもこれが最後です。」と。相羽のN さん宅お定飯です。

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 大雨の降った翌日で、畑に行けなかったそうですが、それでも白いノコギリソウ、千日紅、都忘れ、グラジオラス?、百日草などなど、じつに多彩な花々が活けてありました。
 左側へのびた長い葉が良いですね。相羽のK さん宅お定飯でした。

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 下方の M さん宅のお定飯です。これは入口。家の構造上、ここを通らないとお内仏に行けないので、真っ先に目に入ります。
 黄のグラジオラス、赤っぽいキンギョソウ、白いのはカーネーションですかね。
 お客さん(わたし)が見る花が三か所も在るのですから、迎える側(おくさま)もたいへんでしょうね。

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 連日の雨の中でのお参りですから、お花を切りに行くにも一苦労されたことでしょう。白い夏菊がていねいに育てられていました。黄色い花も、ふっくらとした花弁がかわいいですね。

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 このとおり、床の間にもまだあるんです。赤いかわいらしい金魚のようなのは、ええ~とっ、ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙) 。じょうぶな花です。
 白い花がきゃしゃな百合のようで、すてきですよね。ノカンゾウの白だそうです。ここの写真は手ぶれが激しくて、スマホで撮ったものです。

改 堀さん法事 IMG_20180711_100456_convert_20180716132159

 相羽のH さん宅でご法事。お仏花は左右一対、すなわち二杯立ててあります。念のため。
 大胆で、飾りっけがなくて、良い感じです。

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 同家の床の間です。お宝がせめぎ合う中に、娘さんが立てられました。赤いのは “ ミソハギ ”かと思ったのですが、あれはふつう8月の花ですし…。何でしょうか?

改 豊明さん7月 DSCF3469_convert_20180716132234

 北方のK さん宅のおじょうはんです。いつもしぶく、安心の生け花を拝見できます。ツタを編んだような籠から咲き出ているのは、友禅菊でしょうか。
 はじめ都忘れ?かと思いましたが、もう済んでいるし、この花はずっと大きいです。葉はコデマリでしょう。
 7月の半ばで、今回は終ります。みなさんのお仏花、連日の雨にもかかわらず、すばらしいですね。


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7月 いつ人生が終わってもいいですか。

 まいにち台風の雨、梅雨の雨。掲示が遅れました。雨の中で写したので、はっきり読めないかも知れません。

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「こんな中途半端で一生を終えたくない…」と思った人が、仏教を求めます。(岡本暁禮)

と備忘録に書いておいたのですが、もう一回確かめると、原文はちがいました。

「どうしても死にたくない。娘は来年は小学生だ。それよりこんな中途半端で一生を終えたくない…」と思っている時、北陸から母が、そして父が喪服の用意までして来てくれました。」

 ―と、生々しい岡本禮子様の体験談です。掲示法語向けに、私の改変がありました。
 お釈迦様がお城を抜け出られたのも、こんなお気持ちなのではなかったかと思ったからです。
 しかしこれは、読みごたえのある、この本に出会ってよかったと思える良書です。『にほひぐさ』

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 この本はそのほかに羽田信生師の骨太な法話、林暁宇師による暁烏敏師の思い出法話(じつに鮮明)も盛り込まれた、すばらしく入念な講話集です。
 平成16年、自費出版です。ふつうの本屋では手に入りません。でも機会があればぜひ読まれることを、おすすめします。(☎0744-22-7283 橿原市飯高町374 大和仏教文化センター 岡本さま)
 

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寺報168 終活のポイント

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 【住 職 法 話】“終活(シュウカツ)”で大事なこと

 仏壇(ぶつだん)がなくても、お父さんは亡くなられた…                     
 あるお通夜(つや)の打合(うちあわ)せで、お葬式の後のご相談です。お内仏がまだ無いおうちです。
若いAさん:「仏壇(ぶつだん)って、いつ入れたら(買ったら)いいものなんですか?」 
私:「仏壇(ぶつだん)を入れたら縁起(えんぎ)が悪(わる)いということは、ありません。仏壇(ぶつだん)が無くても、お父さんは亡(な)くなられたでしょう?」

 「はっきり申し上げますと、だいたいね、70歳、80歳になっても仏壇(ぶつだん)を買わないというのが、考えが浅(あさ)い。大人(おとな)げないのです。じぶんが七十、八十になったら、どんな小さな仏壇(ぶつだん)でもいいですから、自分で用意しておくものです。
 『ワシは、もしものことがあったら、仏さんの世界へ行くからな。』と子や娘にアピールしておくのが、親らしいのです。これを先のばしにしておくと、その子どもが仏壇(ぶつだん)を買わなければならないハメ になります。考えてもみてください。30代や40代の若い人が仏壇(ぶつだん)を買うのは、大きな抵抗(ていこう)があるでしょう? いい年になった親が、やるべきことをやってないからなんです。
 これを、【往生際(おうじょうぎわ)がわるい】といいます。
 あなたがたは気が進まないかもしれませんが、忌(き)明法事(あけほうじ)までには、どんな小さい仏壇(ぶつだん)でもいいですから、安置(あんち)してくだされば、ちゃんとお参りに行きます。」

  両家(りょうけ)の仏さまがけんかする、らしい…

 回答(かいとう)は、翌日のお葬式の打合(うちあわ)せで、ありました。
Aさん夫婦:「私たち、お内仏(ないぶつ)を入れることに決めましたが、主人はA家、亡くなった父はB家です。いっしょにすると、両家(りょうけ)のご先祖(せんぞ)がケンカするといいますが、その心配はないのでしょうか?」これも出るべき問題でした。

 仏様の世界は、広大会(こうだいえ)です

私:「ケンカをするのは迷(まよ)った人たち。ケンカをしたり好き嫌いがあるのは迷(まよ)いの世界です。この世は三(さん)悪道(まくどう)ですから。
 仏さまの世界というのは、よく聞いてくださいよ。【広大会】(こうだいえ)といいます。広くて大きくて、何人(なんにん)でも集まれる、清らかな場所なのです。(七高僧さまの三(さん)番目、曇鸞(どんらん)大師(だいし)のおことば)
 私たちの側(がわ)からいえば、心を広く持ち、大きな気持にならなければ、とても行けない世界です。

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 阿弥陀経(あみだきょう)というありがたいお経では、【倶会一処(くえいっしょ)】ともいわれます。たまにお墓でも、そういう字が彫(ほ)ってあるでしょう。共(とも)に、同じ所で、会える世界ということですね。
 おしゃか様は、『諸上(しょじょう)善人(ぜんにん) 倶会一処(くえいっしょ)。あなたも極楽に行けば仏様に成る聖者(しょうじゃ)のなかまに入(はい)れるよ。』と述(の)べられました。ご主人さえOKしてくだされば、両家(りょうけ)をまつること、かまいませんよ。
 そもそもケンカをしない世界、三(さん)悪道(まくどう)の無い世界のことを、仏さまの世界というのですから。」
ご夫婦:「…ごえんさん、その話は、お葬式が済(す)んだらもういちど、親戚(しんせき)のみんなの前でも話していただけませんか…。」
私:「エーッ!**??」

  “シュウカツ(終活)”のすすめ

 かくして、お葬式が全部終わったところで、もう一度、会葬者(かいそうしゃ)全員に向(むか)って 『七十歳になったら、の心得(こころえ)。すなわち、いつまでもカラオケと温泉、旅行(りょこう)遊びばかりを考えず、自分の行き先を決めて準備しておくのが、終活(しゅうかつ)のポイントである』というご説明をしてから、ようやく出棺(しゅっかん)のはこびとなったのでした。なかなか大変な、お葬式でありました。

  死んだ先までの心配が、してあげれますか

 このケースは、娘さんが親のお父さんに対して、ものすごく親孝行(おやこうこう)で、やさしい女性だったから、こんな本質的な話し合いが出来たのだと思います。故人(こじん)の死んだ先の心配までできるような愛の深さが大事なんだなぁと痛感(つうかん)しました。
 逆(ぎゃく)にいえば、親孝行(おやこうこう)の気持がうすいお葬式が、多くなっているのでしょうね。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ…。     
 【平成三十年六月二十四日 浄勝寺住職・村上敏喜 拝記】

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ほんとうに四国から? ハイ。

 6月29日(金)に無縁経法要を行いました。
 「友引」の日です。心配していた通り、赤松先生のほうのご門徒にお葬式が出て、友引の前日、28日午前中に繰り上げていただかれたうえで済まされてから、こちらに向かってくださいました。
 向うのご門徒さんのご理解があって、この日の法座が実現したわけですね。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ。
 夜遅くお迎えしました。さぞやお疲れのことだったでしょうね。書院で休んでいただきました。

 いつも苦労するお仏花ですが、連日荒れ模様で、いつ雨が降ってくるかわかりませんし、また一方、むし暑い毎日ですから花の痛みも早かろうと思い、悩みながら前々日に用意しました。

改 正面立て終わり DSCF3435_convert_20180701184615

 如来さまの正面です。とても好きな濃いブルーの紫陽花と、純白のあじさいをメインにしました。真がちょっと曲がってしまいましたね。右肩、見越しの赤い花は篝火草かがりびそう(またはタイマツソウ?)です。すぐ傷んでしまいます。

改 蓮如像前 立て終り DSCF3438_convert_20180701184651

 蓮如上人像前です。咲き始めたばかりのリアトリスが右肩に。ヒペリカムは盛んに実を付けています。左側の白いノコギリソウはちょっと見にくいかも知れません。

改 祖師前 立て終り DSCF3444_convert_20180701184632

 境内のあちこちに白いユリが咲いていました。もう残りわずかです。紫陽花は現代的な、墨田の花火です。大ぶりです。
 これらのアジサイは水揚げが良くないので、みな切り口をろうそくで焼いてみました。
 そして赤松先生からかねて助言いただいていた、「金魚に入れるバクテリア」というものも、水中に投入してあります。さて、法座が終わるまで、持つかな?

改 廊下1 ジャガイモの花 DSCF3448_convert_20180701190546

 トイレに行く廊下のお花です。紫陽花と赤のノコギリソウの間の小さい花は、じつは、ジャガイモの花です。

改 廊下2 ブルーベリー DSCF3446_convert_20180701190612

 この緑の葉はブルーベリーの枝です。勝手に切って使ったので、誰かに叱られました…。

改 先生のお花 20180701190940_convert_20180701191224

 このお花はごえんさんでは、ありません。お茶の先生の茶室にあった、生徒さんが活けられた花です。ノカンゾウ(野萓草)の細い品種でしょうね。見たこともない、こった花器に生けてあります。
 「こんなふうに挿(い)けれないかなぁ」と思って、わたしも挑戦してみたのが―

改 小座敷ノカンゾウ IMG_20180629_081213_convert_20180701190640

 さんざんやり直して、一時間以上もかかった挙句が、こんなものです。品種も少し大ぶりではありますが、バランスがとれません。トホホ、でした。本堂の講師控えの間です。
 こうやって丸二日もかかって、法座が準備されてゆくのです。
 これらを本堂のお内陣(ないじん)に置くと、こうなります。

改 正面で IMG_20180628_082437_convert_20180701184745

 まず正面。お内陣はすこし暗めにしてありますから、、こんな感じ。カメラはスマホでしたから手ぶれはありませんが、いつもよりニブイ映像ですね。

改 蓮如像 IMG_20180628_082328_convert_20180701190528

 鋭いかたならお気づきでしょう? 当寺の脇掛けは、覚如・蓮如両上人の連座像なのです。
 花のバランスがどこかおかしいのですが、正直さに免じてお許しください。

改 祖師前 IMG_20180628_082643_convert_20180701184800

 これは祖師前そしぜん。すその緑を、紫蘭の葉で調整していたら、混乱してしまいました。それにしても白に対して、篝火草の赤紫はよく似合うものです。

改 はじまり あかね撮 20180629185525_convert_20180701191412

 赤松円心先生のご登壇です。段の下に飾ってあるお花は、直前にご門徒さんから届いた夏菊です。今回から本堂の照明器具が、すべてLEDに換わりました。

改 どっさりもらった菊 DSCF3452_convert_20180701184729

 籠のきわに配した額アジサイは、水色がきれいなものです。裏の花畑に、今年やっと咲き始めた初物です。

改 加藤さんもお参り IMG_20180629_104619_convert_20180701191246

 午前中のお説教です。岐阜からはるばる、Aさん、Kさん二組のご夫婦がクルマに乗り合わせて参ってくださり、びっくりしました。うれしかったです! アリガト~! 
 また、今年ごえんさんが五十五年ぶりに出席した同窓会の幹事さん(男性)も、来てくださいました。これもたいへん有り難く思いました。同級生であっても、ご門徒の方に来てもらえないのは、さびしいものです。
 ご覧のように、たいした人数ではないのですが、「満堂の気分」とはこのことです。娑婆はキビシイ。ゼイタクはいえません。

 午前中は道綽禅師の和讃、すなわち「聖道門(しょうどうもん)、浄土門」のお話でした。どう話しても、どなたから聴聞しても、難しいところです。
 こういうシブいところも突貫しようとされるのが、先生らしいと感じました。あの手この手で、念入りに説明してくださいました。
 さらに宮沢賢治の「雨ニモマケズ」まで出てきたには、驚きました。信じられないくらい、じょうずな朗読でしみじみと聞けました。宮沢賢治は、すべてがいいなぁ…。

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 お昼ごはんが済むと、「眠うなると、いけん。濃いお茶を。」と所望され、気を引き締めて午後に突入してゆかれました。
 お茶も濃かったのですが、お話も濃く、六字の名号みょうごうのお話は、『浄土文類聚鈔じょうどもんるいじゅしょう』の序や『教行信証』の総序なども視野に入れつつ、多面的に教えてくださいました。{ナイショですが、これはもちろん私が、お座が済んでから『聖典』で確認の勉強をしたので、ようやく言えるのですよ。} 

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 お昼には有志お取持ちの手で、「お供えの五目御飯」もふるまわれました。足の痛い人たちは、家にもどらずにお昼を本堂で済まされて、ゆったり過ごせたようです。

 午後からは“新顔”の、若き聞法者Y氏も、初めて参詣されました。よそのお寺に顔を出すのは、勇気が要りますよ。その勇気を恵まれるのが、仏法です。
 ものすごくねばり強い聞法の姿勢が新鮮です。「人並みに仏法を聞いていたら、人並みの仏法しか聞かれん。人並み外れて聞かなければ、人並み外れた仏法はわからんでなぁ」という故・松岡なみさんのことばを、彼に送りたいです。

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