易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

寺報№171 わたしも約束されているらしい

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【住 職 法 話】わたしも約束されているらしい…

   おとりこしはいつものご和讃(わさん)ではなく     
                 
 おとりこしの時は、かならず「五十六億和讃(わさん)」を読んでいただきますが、お経(きょう)の本によって出ているページがちがうので、どなたもハタととまどって、ページを探(さが)されることが多いようです。

 この六首(ろくしゅ)のわさんは、親鸞(しんらん)聖人(しょうにん)がもう晩年(ばんねん)に近い、八十五歳くらいのときに書かれたものです。ことしご門徒(もんと)のお宅(たく)を回って、おとりこしをつとめるたびに、いったいどんなお心持で書かれたのだろうかと考えていました。


  お釈迦(しゃか)さまの次はミロク菩薩さま 

 【五十六億七千万 弥勒菩薩(みろくぼさつ)は年(とし)を経(へ)ぬ】
 おしゃかさまの後にわたしたちの人間世界に生まれてこられるのは、弥勒菩薩(みろくぼさつ)さまです。高いところで今も修業(しゅぎょう)の身だそうですが、五十六億七千万年後にはこの世に降(お)りて来られて、お釈迦(しゃか)さまのようにわたしたちを救(すく)ってくださると、お釈迦(しゃか)さまごじしんが予言(よげん)なさいました。とほうもなく宇宙的(うちゅうてき)な数字で、この世の終りのことでしょう。

字入り 広隆寺の弥勒菩薩半跏像 小川晴暘_Maitreya_Koryuji_convert_20190124202618

 つまり、成仏(じょうぶつ)してさとりを開くには、弥勒菩薩(みろくぼさつ)さまでも何億万年もかかるというのです。


 とくべつの思いを感じませんか

 それが、(大きな声で言うのもはばかられますが)阿弥陀(あみだ)さまから信心(しんじん)というマコトゴコロをもらったわたしは、(そしてあなたも)この一生を生き切るだけで大涅槃(だいねはん)のさとりを開くことになるのだそうです。

 これは阿弥陀(あみだ)さまご自身が、お三部経(さんぶきょう)のなかではっきりといわれていますから、まちがいはありません。信じられない人は、お寺へお参りに来てください。
 ですから、【まことの信心(しんじん)うる人は このたびさとりを開くべし】……ここのところは、『まことの信心(しんじん)を得(え)たわたしは』と読んだほうがいいと思います。


 せめておとりこしのときくらいは…

 【このたびさとりを開くべし】 「わが一生を尽(つく)すだけで悟(さと)りがひらける」その安心と喜びの中に、親鸞(しんらん)聖人はひたっておられるのです。

 阿弥陀(あみだ)さまのマコトゴコロに親(した)しみをおぼえるあなたも、わたしも、次の世では大涅槃(だいねはん)をさとることが約束(やくそく)されているよ、と言ってくださっているのです。

 このぼんくらの「私」が第二、第三のお釈迦(しゃか)様になる道を歩いていると考えますと。おそろしいような気がしませんか。
 こんな大それたことは、めったな場所で言えるようなものではありません。ですが、これが信心(しんじん)をいただいた境地(きょうち)だというのなら、一年にいちどの報恩講(ほうおんこう)のときぐらい、いっそ大声(おおごえ)で口に出して言ってもいいのではないでしょうか。これが今に伝(つた)わる、「おとりこしには、五十六億を上げる」という理由(りゆう)だと思います。

 ですから、いつまでも「口に出すのも気が引ける」とか「恐(おそ)れ多い…」という感情(かんじょう)から逃(に)げられないとしたなら、やはりご自身の「信心(しんじん)」がアヤシイと思い直(なお)したほうがよさそうです。

 これはまた、きちんとお寺にお参りしているとか、仏教の葬式(そうしき)をしたからという「善人(ぜんにん)」の理由だけでは人は助からない、安易(あんい)に成仏(じょうぶつ)はできない、というご注意でもあるのでしょう。


 仏恩を報ずるは、親孝行の気持

 六つの和讃(わさん)の中には【弥陀の尊号(そんごう)となえつつ 信楽(しんぎょう)まことにうる人は 憶(おく)念(ねん)の心つねにして 仏恩(ぶっとん)報ずる思いあり】もあります。

「なもあみだぶつ」を抵抗(ていこう)なく口に出せるようになり、阿弥陀(あみだ)さまのおこころをうっすらとでも喜べるようになったこの身には、ひとりでに仏さまのお役に立ちたいような気持が湧(わ)いてくるのが、われながらふしぎだ、という和讃(わさん)です。

 親鸞(しんらん)聖人にとっての「仏さまのお役に」が末代(まつだい)の私たちのため、でしたから、逆(ぎゃく)に私たちにとっての「仏さまのお役に」とは、親鸞(しんらん)聖人(しょうにん)のお心を深く汲(く)み取ろうとすることだと、私は了解(りょうかい)しています。
 
 論を急ぎますが、親鸞(しんらん)聖人(しょうにん)には親孝行(おやこうこう)、供養(くよう)の心が基底(きてい)に流れていると、強く感じます。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ…。   【平成三十年十二月二十日 浄勝寺住職・村上敏喜 拝記】

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初めての二日間報恩講。

改 初日の山門 IMG_20190114_071045_convert_20190117102547

初日の14日(祝)は 好天です。あまり寒くもありません。幕がきちんと張れていて、それだけでもうれしいです。
 午前中からおときの料理準備あり、受付やらおときの会場設営やらがありますので、朝8時半に全員集合で朝礼をおこないました。

改 14日のおつとめ 20190117071138_convert_20190117102509

 いつもどおり午後からが、報恩講です。住職が中央で登壇しましたが、服装(衣体:えたい)が地味なので、目立ちませんね。

改 纐纈師 裏 IMG_20190114_143750_convert_20190117110013

 岐阜市・善超寺の纐纈信師のご法話です。【浄土への人生】という大きな講題で、誰もが必ずわかるように、すっきりと話して下さいました。
 まさか裏側から撮影することになるとは思ってもいなかったのですが、おろうそくの点検をした時、フト思い付いたのでした。

改 秦先生 南から DSCF2682_convert_20190117110219

 いよいよオトキ日の15日(火)です。
 午前午後とも 滋賀県木之本・明徳寺の秦信暎師のご法話です。
 人間失格でなくて“人間合格”のつもりで生きている私たちの日常の意識を透かして見ると、地獄が見えるのではないでしょうかと、多面的に話して下さいました。

改 オトキの待機 IMG_20190115_083712_convert_20190117110239

 庫裡ではおときの用意が進んでいました。
 奥に見える部屋がお寺の狭い食事室です。食事のテーブル? そんなものはしまうスペースもないので、ガラスの向う、屋外に放り出してあるんです。

改 オトキ始まり 20190117071059_convert_20190117110252

 三角巾さんかくきんが見えるでしょう? 先ずはスタッフがオトキの席に着きます。

改 おとき DSCF2675_convert_20190117110311

 一般の参詣者のおとき風景です。給仕はすべて男性です。

改 おとき什器片付け 20190117071007_convert_20190117110328

 おときが済んだあとは、片付け仕事が待っています。

改 オケゾクを配る IMG_20190115_153535_convert_20190117110342

 15日午後のご法話の休憩を利用して、おけぞくのお下がり配りをします。
 ひとに物を上げるのは良い気持ちなものです。布施ですから。

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 これはおときの会場だったお座敷のお花です。ロウバイ。

改 役員のおさらい IMG_20190116_093022_convert_20190117111643

 開けて16日(水)
 参詣の報恩講は終っていますが、片付け仕事が残っています。
 この日の午前中をおさらいと片付け、反省会に当ててあります。役員のみ朝9時からもう一度お正信偈を上げておさらいとしました。

 改 おかざり IMG_20190116_081551_convert_20190117220729

 お飾りを壊す前の正面向かって左側のかたちです。名残惜しい…。みなさん、よくやられたわ、とホロッとします。

改 おけぞくを壊す vlcsnap-2019-01-16-19h50m00s262_convert_20190117110427

 現実はきびしい。全員で分解して、地区ごとに分配する面倒な作業が待ち受けています。
 これが堅くて、指が痛いくらいで、毎年苦労するのです。

改 反省会 IMG_20190116_110201_convert_20190117221445

 住職と役員さん全員の反省会が11時ころまで続きました。
 換気扇の対策、受付の工夫などの確認事項が出ました。
 雰囲気が良くて、思い切って順番に自己紹介をしてもらい、ドキドキの楽しいひとときと成りました。
 どのかたも最後まで残って下さり、そのことがとくに有難いと感じ入りました。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ…。
 どうやら二日間報恩講というやりかたも続けられそうです。

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二日間にしてみた報恩講ーその準備

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 上記のように今年の報恩講は、初めて2日間という日程を組んで行われました。(これまではずっと3日間)

 長い行事には良いところも、難儀なところもあります。ともかく報恩講は 「門徒のおこなう報恩講」なのですから、その門徒がた(メンバー)が置かれている社会状況の移り変わりに目をつぶるわけにもいきません。

 まず4年前から事前のお取持ち作業(準備)を一日だけ短くするように工夫をしてきました。
 そのため事前のお餅つきは地元4地区の役員だけで取り組むこととなりました。

改 米団子といっしょに蒸す IMG_20190112_073825_convert_20190117095700

 12日午前7時ころのようすです。3役が早起きをして、作業の準備をしています。補助の勤労奉仕の女性も見えます。坊守ではありません。
 
改 餅つき始まる IMG_20190112_080601_convert_20190117100404

 そのうちに他の役員も姿をあらわされました。午前8時ころです。総勢9人です。

I改 餅を広げる MG_20190112_093832_convert_20190117100419

 昔ならどこの家庭でも見られた光景でしょうが、現在では珍しいでしょう。

改 小餅を抜く IMG_20190112_095417_convert_20190117182546

 小餅をい~ぱいくり抜く作業です。手早くしないと堅くなりますが、急いで乱雑にするとふぞろいになって、翌日の作業が難航する元になるでしょう。

改 乾かし IMG_20190112_110329_convert_20190117100453

 ここまで出来たら終了です。午前中に無事、解散です。
 大きいのは笠餅といって、おけぞくのてっぺんに載せるのです。
 どうしたのか(笑い)「今年は例年より2台少なくしますから、11台で」とお願いしたハズなのですが、なんと14台分も用意されました。ご愛嬌でしょう。

改 お掃除 IMG_20190113_084808_convert_20190117100624

 さて、開けて13日(日)、一般のお取持ちの日です。好天に恵まれました。
 境内掃除から始めて本堂掃除、庫裡掃除の人と、おけぞく(華束)組みの人とに別れて作業します。

改 おけぞくの部屋 IMG_20190113_102030_convert_20190117102143

 これがおけぞくの組み上げ、着色作業です。
 当番が当たって来なくても「毎年、来ますワ」という勤労奉仕の方が人おられます。有難いですね。なんまんだぶつ…

改 着色 IMG_20190113_113523_convert_20190117195730

 アップでご覧ください。前日の小餅がこんなふうに、飾り物に化けてゆくわけです。

改 張り付け菓子 IMG_20190113_104450_convert_20190117102118

 和菓子屋さんに注文してあった付け菓子で作る飾り物です。

改 算木盛のしごと IMG_20190113_104438_convert_20190117102050

 これは珍しいと思います。
 算木のかたちをした直方体のモリコミを特注して、ジェンカ・ゲームのように組み上げるお飾りです。適当なスペースも無いお寺ですから、お内陣を開放して作業しています。
 ほんとうは(もったいない。恐れ多い。)のですが、割り切ることにしました。

改 お昼御飯 IMG_20190113_115921_convert_20190117100651

 お昼には全員が台所に集合して、簡単な昼食をいただきます。34名分の食事を用意していただきました。
 必ず食前のことばを斉唱しています。

改 113年前から使っています IMG_20190114_070957_convert_20190117102453

 外では道具、用具がつぎつぎに干されて行きます。
 自分たちが使った道具が、どれほど長期間にわたって大切に使われてきたか、気が付く瞬間があるでしょうね。

改 正面のおけぞく DSCF4234_convert_20190117100747

 お昼過ぎに完成しました。如来さま前の荘厳(しょうごん)です。

改 親鸞聖人 DSCF4259_convert_20190117102305

 御開山前の荘厳です。お仏花はM花店に依頼してあります。もちろん有料です。

改 御絵伝前 DSCF4257_convert_20190117102335

 御絵伝の前です。親鸞聖人のご一生を伝える絵巻物4本を懸けてあります。
 ここのお花だけは、住職が苦心して生けました。蝋梅、椿、菊、水仙、南天。

改 小座敷花 DSCF4248_convert_20190117110043

 お寺さん(法中:ほっちゅう)が集まる、小座敷の花です。住職担当、11日に用意しました。

改 おトキ場へ DSCF4243_convert_20190117102409

 オトキ場の入口の花です。明日から本番ですが、心配です。

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修正会―お正月のおつとめ

 年末29日には雪が降りました。

改 雪のソテツ IMG_20181229_075017_convert_20190104195548

 お正月を迎える用意が出来るか、心配になりました…。

 浄勝寺では戦前から続いてきたとおりに、お正月のおつとめを行っています。修正会(しゅしょうえ)といいます。
 それは「現世利益和讃(げんぜりやくわさん)」の15首をぜんぶ、読むということです。

 第1首は、【阿弥陀如来 来化して 息災延命のためにとて 金光明の寿量品 ときおきたまえる みのりなり】です。
 独特の節で読むので難しいのですが、この2年間毎月、有志の人といっしょに稽古してきました。おかげで、ヒヤヒヤですが、やっとちゃんと読めるようになり、うれしかったです。

改 お正月のおつとめ 20190102185034_convert_20190104191427

 ごあいさつは、おつとめが済んでから、と決まっていますので、お正信偈が終るまでは知らぬ顔です。

改 ごあいさつ 20190102184943_convert_20190104191345

 きちっと頭を下げれること、これが難しいのです。修行? 意識してけいこをしないと、身に付きません。前のおふたりは相当なものです。見るだけで、気持が良いですね。うつくしい…
 お仏花は31日に立てました。原則、お寺に有ったものだけです。

改 正面 DSCF4212_convert_20190104191204

 正面。ことしは南天もセンリョウも実りが早く、多くは鳥に食べられたようです。キンシバイの枝葉も使いました。

改 ご代前 DSCF4203_convert_20190104191133

 ご代前。ロウバイであっさり作りました。

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 御開山前。もう残りの花が無くなってきました。蝋梅の枝がすぐあっち向いてしまい、何度もやり直しました。

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 庫裡の方へ上って下さる方もありますので、お菓子とお花を用意しています。緑が鮮やかな木イチゴの枝と紅葉しているブルーベリーの枝を探してきました。

こちらをタッチ⇒お正月のお参り法話  または



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年末のお参りの花

 お取越しがメインで、お参りの花がつぎつぎと立ち現れました。
 お花は人格というか、その人を十分に暴露するものです。
 そのあらわになるものを和らげるのが華道かな? などという「仮説・仮定」を楽しんでいます。さて―

加納敬司妻 IMG_20181214_105702_convert_20190102173433

 (これは、なにか、…珍しいムードだなぁ)と思っておたずねすると、奥さんが
「毎年お花は主人の担当なのですが、今年は二人ともお参りできたので、私が初めて!お花を担当しました。」
 これまた珍しいお話でした。仲よしさんのKさん宅、下方でした。幸せにはいろんながあるのですね。

改 豊明さん実の無い DSCF4176_convert_20190102164612

 どなたも何という花材か、すぐおわかりになるでしょう。
 しかし私は驚きました。(実の付いていない千両も、こうやって使えるのか!)と。
 センリョウの実ばかり探していた自分の浅はかさを知らされました。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ
 北方町の Y さん宅のお取越しでした。

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 下方の W さん宅お取越し。
 お名号には古歌が書かれてあります。私の祖父の手跡。(雅号) 龍堂 臨書と正直に書いてあります。
 元の手本は 千日回峰行31番目の満行者、大椙覚宝(おおすぎかくほう)師のようです。明治23年(1890)歿、83才。
 「後の世も この世も ともに ナムアミダ。(アミダ)まかせの 身こそ 安けれ」と読むのでしょう。
 
 さて、脇のお花ですが、良かったです。赤い菊一色で、こんなにまとまるのですね。若い時にお花を習っておられたことが、すぐわかります。

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 その W さんのこの頃の心境が歌になっていました。
 「くれないを いっきに落す どうだんを
  我もまねたい 老いての今日」 …見せてくださって有難う。

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 下方の U さん宅。縁側の外にある高野マキで、奥様が飾られました。
 掛け軸は、雪に難儀される親鸞聖人の図です。

改 とんちゃんクロガネ?もち  IMG_20181218_100216_convert_20190102164709

 下方の T さん宅お取越し。思いがけない白いグラジオラスと真っ赤な実がいっぱいに、大胆なお仏花が一対。
 ピラカンサのようにとげがあるのでもないし…何だろうと思い、うかがえば、「あそこの庭の隅にあるくろがねモチの実なんです。」とのこと。
 なるほど、大きな高木には赤い実がふさふさと付いていました。冬に便利な樹木ですね。

改 磨かれた輪灯 賢さん IMG_20181221_091816_convert_20190102164754

 黒野の M さん宅のおとりこし。お仏花ではありませんが、なぜ写したのかおわかりでしょうか? 
 お輪灯がピカピカに磨かれて、白く光っていたからです。(手ブレしていて、すみません)
 「毎年主人が担当してくれたのですが、今年は『エライから手伝ってくれ。』と言われて、初めてふたりで磨いたのです。」
 と笑っておられました。知らないうちに少しずつ、誰もが老いに向っていくのです。

改 俊彦さん宅 IMG_20181217_105620_convert_20190102164651

 下方の T さん宅おとりこし。いつも思い切ったお花を生けられるので、どきどきします。ううむ、すごい押し出しだなぁと感心しました。
 でもよく見ると、花入れや置き台がゴツイだけかも知れません。

改 らっしもないが紅葉を IMG_20181224_110155_convert_20190102164733

 境内の一瞬の角度です。美しい紅葉。ほんの少しのモミジ葉ですし、らっしもない周囲なのですが、見ようによっては、スバラシイ…と自己満足できるのも、風流と云うものでしょう。

改 高橋さん見事 DSCF4178_convert_20190102164824

 相羽の A さん宅のお取越し。少ない花材ですが、非常に無駄なく、しかもさみしくなく、緊張感がみなぎっていました。
 高低に気が配ってあり、大きく見えると思いました。ご本人の気力が感じられました。

改 父の書 DSCF4181_convert_20190102164938

 同家の父の書。
 いつも頼まれると困っていた、苦笑いの亡き父の表情を思い出します。
 「苦手だけれど残るものだから、書く以上は全力で書かねばならない。」と、いそいそと電車に乗って、岐阜の加木鉄まで用紙や筆を買いに行きました。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ

改 康秀 12月 DSCF4192_convert_20190102172032

 相羽の Y さん宅でのお取越し。まだ菊の色がきれいだと思ったら、庭先の花畑では雨傘が花にかけてあります。
 人知れぬ努力があるのですね。

改 康秀床の間 DSCF4193_convert_20190102172107

 白の南天な薬効がすごいと聞きます。
 とても効果的に配置された、大型の花器です。大理石。床の間まで持ってくるのも、さぞかし大変だったと推測しました。

改 段盛りの説明 DSCF4189_convert_20190102172051

 同家のお内仏です。
 ていねいな、お手本のような荘厳ですから、見本としてごらんください。
 よく聞かれる「段盛り」「下掛け」「打敷き」というのは、これなんです。

改 脩司氏胆のう結石 DSCF4199_convert_20190102172153

 下方の S さん宅お取越しは、ご主人の突然の入院で遅くなってしましました。やっと家にもどられてのお参りです。
 もう時季的に菊の花も無くなりつつですし、奥様も畑どころではない状況で、しんぼう強く集められたものでしょう。
 いかにもがんばって、緊迫感が感じられました。

改 床の間 脩司氏 DSCF4201_convert_20190102172137

 床の間です。水仙の葉が、おもしろく使われていました。必死に考えられたのでしょう。

改 雪の百日紅 IMG_20181229_074708_convert_20190102173038

 12月29日は降雪がありました。この秋はくたびれて、サルスベリの枯枝を切れなかったのですが、そこに雪が積もって、かえって面白い景色が現れました。

改 直してもらった蝋梅 DSCF4186_convert_20190102164849

 茶道の、だいじな先生をお迎えしたときのお花です。咲き始めたロウバイです。
 でも、じつは先生にちょっと直していただけたから、こうなのです。
 もとは、

改 直す前 DSCF4188_convert_20190102164908

 やっぱり、先生の見方が精密で繊細ですね。ありがたいです。以上で年末分を終ります。

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