易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

7月~8月 秋の七草も登場

 いつのまにやらお盆が目前となりました。先月下旬からのお内仏のお花をまとめて、見せてもらいましょう。
 絢爛豪華な、花絵巻になりそうです。ではいつものように日付順でー。

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 領家 U 家のご法事です。亡きご主人のために奥様が用意されたものです。赤いような色のアジサイと五葉の松です。アジサイも終わりがけ、と言っておられました。

改 7月由利子お仏花 DSCF1946_convert_20170810163437

 高く真になっているのはモミジでした。ピンクの夏菊、変った色の花が一直線に並んだグラジオラス、百日草、中心に鎮座する美しい――宮沢賢治ふうに言えば、――ダアリヤ。これはメキシコ原産だそうです。
 早々とホオズキが出ました。加えてオレンジの玉が目を引くのは、薮などの近くに生えていますね、フユサンゴ(冬珊瑚)というようです。ふつう夏に白い花がつくのですが…。この実は有毒です。小さいお子様にはご注意! 相羽の Y さん宅です。

改 由利子床の間 DSCF1951_convert_20170810163452

 同じ Y さん宅の床の間が涼しそうでした。
 現代風の備前の花活けに盛られたアガパンサス。これをムラサキクンシランというと気取った感じでしょうか。ナンテンの緑と合っていますね。
 掛け軸も季節感たっぷり、この日はY さんの気合が入っていました。画は現代式中国墨絵のようです。

改 曻お仏花7月 DSCF1954_convert_20170810163525

 ヤバネススキの先が切ってあって、かえってすっきりとした緊張感が感じられました。
 中心に伸びて行くのはグラジオラス、右上に黄色の花は黄金タヌキ豆でした。白とピンクの百日草、きれいなかたちのキキョウ。相羽の A さん宅です。

改 たみこ7月 DSCF1955_convert_20170810163542

 ええっと、これはモミジではありません…秋の七草ですね。そうでした、フジバカマが開花を待っています。百日草、ダリヤ、マリーゴールド。黄色の花は、夏はこんな花が多いのでよく分かりませんが、おそらくキクイモモドキでしょうか。
 相羽の T さん宅の百か日でした。

改 大野義光お仏花 IMG_20170730_114140_convert_20170810163609

 古川の Y さん宅のご法事です。ユリはいろんな種類があるようですから、念のため奥様に聞いたのに、それを忘れてしまいました。「処置なし!」――亡き父のよく使った言葉を思い出しています。私のこと、です。
 右上の不気味な黒いものは、ユリのつぼみがろうそくの火で焦げたのです。

改 市橋多恵子のお名号 20170729181606_convert_20170810163625

 ちょっと床の間に目を移してみましょう。
 西方の I さん宅、一周忌のご法事です。のびのびとした字だなぁと思ってはいたのですが、お経の休憩中にご主人が私たちにばらしてしまわれ、叱られておられました。
 奥様が何回も何回も書き直して、ようやくこの日に間に合わされた、苦心の作品だったのです。まずはお手本とする字体をさがして、決定するところから始められたそうです。
 「佛」のタテ画がスッと伸びて、気持ちいいです。私はこれが上手くいかないので、うらやましかったです。
 法事がすんでから、お家でスマホで撮影してもらったものをお寺に送ってもらいました。
 自分の出来ることって何だろう…法事を迎える基本(出発点)だと思いました。

改 堀さん 2017_8月 DSCF1970_convert_20170810163710

 いよいよ8月になりますと、この小さなミソハギの季節です。当家は早いほうでしょうね。キキョウはいつ見ても涼しそうです。相羽の M さん宅です。

改 大野宏之お仏花 DSCF1979_convert_20170810163741

 上の写真とあまりに色温度が違うのが気になりますが、お許しください。黒野の M さん宅、先代の奥様の五十回忌法要でした。
 ご法事ですからとうぜん、左右おなじようなお仏花が一対です。豪華でした。
 ケイトウ、姫ひまわり、白いつぼみのスイトピー、紫のアスター、マリーゴールド、カスミソウ――お聞きしてメモを取っておきました。すべてが、お庭の花壇に育っています。驚きのお世話ぶりです。
 まん中のかわいい六弁の薄紫の花は、だれも分かりませんでした。(チョウジソウの雰囲気がありました。)くやしい、です。

改 池坊の床の間 DSCF1983_convert_20170810163758

 おなじおうちの床の間は、若い奥さんです。この家も、法事への参加意識が高く、こちらにも緊張感が映(うつ)ってきます。
 いいですねぇ。迷いなく一葉、一葉が置かれているではありませんか。背の高いノコギリソウも、よく倒れずに立っているなぁと思います。ケイトウの向き、顔の見せ方、お手本どおりですね。
 池坊の先生でした! すっきりした、良いものを味わえましたね、みなさん。
 そうそう、チラッとしか見えませんが、色紙がけがとても重厚で、珍しい民芸調のムードでしたので、うかがいましたら、こちらはおばあちゃんのほうでした。「旅行に行って、木の皮で作ったものを見つけましたので、買って来たのです。」と。いいところに目を着けられたお土産でした。

改 梅田家の圓妙の軸 IMG_20170804_105941_convert_20170810163825

 本巣市真桑の U さん宅、先代七回忌のご法事です。いやみのない、高雅な雰囲気の字でしょ。わたしの祖父・円妙の書です。「龍堂 拝書」と署名してありました。
 かんじんのわが家には一枚も残っていないので、うらやましいです。奥様のえらばれた花入れの落ち着きも、白いユリも、軸によく似合っていると思いました。
 私がハイハイしていたとき亡くなって行ったおじいさんも、今ごろは 「まさかワシの孫が喜ぶとはなぁ…」 と苦笑しているでしょう。お浄土で。

改 賢一8月お仏花 DSCF1987_convert_20170810163856

 すっくと立つのはホオズキでしょうか。大小の百日草の中で、大輪の百日草っていうのもあるんですね。すそにチラッとマリーゴールドの葉がのぞいています。丸いのは朱の千日紅、薄紫の花は――小さなアザミのような花がポンポン咲く、アゲラタムというものでしょうか? 
 相羽の K さん宅です。もう一つ、床の間の遺影の前にも――

改 賢一7月 床の間写真 DSCF1989_convert_20170810164225

 こちらでは黄のマリーゴールドがよく見えます。ホオズキも見えます。残念なのは私の写真の手ぶれです。

改 脩司氏8月少手ぶれ DSCF2015_convert_20170810185654

黄色い背の高い花は特徴があります。秋の七草のひとつ、オミナエシでした。夏菊は、臙脂(えんじ)、黄、白とそろって育てられています。ふわっとした花は、トルコキキョウだとか。
 連日の猛暑で夏菊も持たないようです。下方の M さん宅でした。おっと、玄関にも――

改 脩司氏玄関 DSCF2016_convert_20170810185719

 焼き物って、やや日陰だととても感じ良いですね。ご主人愛用の華やかな杖もありました。

改 秀成お仏花8月 DSCF2017_convert_20170810163923

 夏菊、ケイトウ、キキョウ、百日草と、夏のお花がそろいました。左のすその葉が分からなかったのですが、「あれは、オリヅルランです。」と。なるほど、アレも使えますね! 思いがけないことを教わりました。
 相羽の H さん宅でした。お定飯なのですが、ここは五具足のおかざりなんです。りっぱですよ。

改 秀成お仏壇 IMG_20170810_093232_convert_20170810163940

 では、お盆前のお内仏拝見は、これでおしまいです。
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