易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

高島屋の、いけ花展にお招きしましょう!

 30日(月)、岐阜の柳ケ瀬、高島屋で開催中の「いけ花展」を見に行きました。坊守の茶道の先生は、住職と同級生で、岐阜県華道連盟の役員さんでもあるのです。敬意を表して。

改 ポスター DSCF2379_convert_20171031203830

 軽やかなデザインの前売り券です。高島屋の10階が会場でした。

改 池坊 大平 DSCF2316_convert_20171031204232

 私はお花を習ったことがありません。ただ20代の終わり、ふとしたご縁でフラワーアレンジメントというものに「衝突」しました。
 名古屋のあるホテルで、その『マミフラワー』の教室の生徒さんの作品を徹夜で撮影する機会に恵まれたのです。
ものすごいパワーと、強烈な情念を感じました。
 それもそのはず、マミ川崎先生というのは、日本で最初にフラワーアレンジメントを展開なさったかたでした。その異界から出現されたような大先生に直接お会いできたこと、そのオーラが凄まじかったこと、女性の花だなぁと恐怖を感じたことなど、若かった時代の忘れられない思い出です。

 その生徒さんの花からも、強い、負ケソウ…な圧力を受けて、単独での撮影が終わって、身だけではなく心もへとへとになってしまいました。
 それ以来、花って、人そのものだという印象が残りました。

 さて、日本の華道はほんとうに優しく、気持よく見ることが出来ます。この作品、気持ちいいですね。

改 池坊戸崎 DSCF2317_convert_20171031204339

 なんとなく愉快なお花、つい、葉っぱの間をのぞきこんでしまいました。よくも、小さく細く水際にまとめてあるなあと感心しました。この緑色、大好きなんです。

改 池坊ポンポン菊 DSCF2374_convert_20171031204316

 大きな葉の揺らぎ具合、細い葉の凛とした立ち具合、なんとも言えませんね。
 会場の光がよく回っていて、撮影はらくです。カメラはレンジファインダーの、X100T フジノン約35ミリ単焦点。ストロボ無しで、すべて一貫しています。

改 池坊総華督 信雄 DSCF2320_convert_20171031204408

 これも池坊です。さすがにいちばんの大所帯、力があふれています。美しい着物のようです。花入れ(花瓶)も多種多様なんですね。

改 嵯峨御流 DSCF2333_convert_20171031204052

 ちらっと流派の看板が見えるでしょう? どこか、分かりますか。嵯峨御流(ごりゅう)。
 こったお道具を見せていただけるのも、晴れの舞台でこそ。いい古色の出た煤竹に、断面が三角の竹筒の花入れなんです。
 ムラサキシキブだけ、分かりました。ヤナギのような、竹のような、しゃれた花材があるのですね。

改 松月堂古流 孝一 DSCF2331_convert_20171031204113

 江戸時代中期から京都で続くといわれる、松月堂古流のようです。
 私はバラは好きではありませんが、この作品は色に気を使って選択されていると感じたので、受け入れることにしました。オーソドックスな形、配置です。

改 正統則天門華道師範 赤塚 DSCF2325_convert_20171031204135

 さて、「道」だけが写り込みました。なかなか分かりませんでしたが、正統則天門華道のようです。いろんな流派が次々と見れます。
 アケビの蔓(つる)、おお、よく見ればまだ青い実もなっている。小さい花は、ノコン菊。いいですね、ノコン菊。

改 池坊 華督 馬場 DSCF2323_convert_20171031204208

 こういうお手本のような花も、将来、竹筒の良いのが手に入ったら自分でもやってみよう―と思って写しました。気持よく、素直に立てられている感じです。

改 連盟副会長 DSCF2336_convert_20171031204542

 連盟副会長さんのプライドを感じました。
 高級な花材、ていねいな立花、華やかな、おめでたい席ならどこへ出してもいい気品を感じます。
 それにしても、こんな細い花入れで、良くバランスが保てるなぁと、しろうとならではの感心をしました。
 流派、忘れました。

改 遠州流 櫓の舟 DSCF2341_convert_20171031203853

 遠州流。さわやかな気分になれます。
 なにを隠そう、私の一コ上の 岩田氏が大野町在住で、ここ遠州流の幹部なんです。大野町にはそのトップリーダーの児島史夫先生も住んでおられるようです。
 岩田D氏とは、ご門徒の家の法事でしばしばお会いしていましたが、お花の先生とは知りませんでした。
 この作品は別のかたです。

改 遠州流 撓めの舟 DSCF2340_convert_20171031203911

 舟シリーズですね。こんなコントラストも楽しいものです。

改 未生流家元目代 大野 DSCF2368_convert_20171031204523

 未生流です。清潔な、きっちりした感じが好ましいなと思いました。

改 万年青と藤袴 DSCF2335_convert_20171031204457

 昔から、お花のおけいこはハランから始まるといいますが、いつ見てもいいものですね。
 この作品はフジバカマを一本加える工夫が新鮮でした。何も知らない私には、ですが。

改 華道則天門 補佐職 井川 DSCF2343_convert_20171031204025

 うちの先生の流派ですから、ひいき目に看板もキッチリ入れて撮影しました。
 ナチュラルですね。でもこんな風に右に大きくうねるように活けるのは、出来ません。さすがお稽古のたまものですね。

改 華道則天門 準補佐職 都竹 DSCF2358_convert_20171031204006

 華道則天門、この作品を立てられた方と、お茶席でお会いしました。おいしい抹茶と、とてもきれいな、かわいい練り菓子がいただけるのです。
 大島先生(坊守の師匠)は一週間ここでご接待役でした。同い年なのに、私よりずっとパワフルです。

改 華元準補佐職 森 DSCF2347_convert_20171031203931

 空間をたっぷり使いたいという気持ちがよく感じられました。
 活けている人は、さぞかし気持が良いだろうなぁ。

改 池坊 木全 DSCF2322_convert_20171031204253

 はい、もうお仕舞いです。
 最後にクイズ―このお花は、何をイメージして立てられたと、思いますか?
 私は翌日、グループホームへ行って、同じ質問をしましたら、まったく素晴らしい回答が、入所者の女性から返ってきました。いわく、「それは、雉(きじ)です。」 ― ハハァ、参りました。

 会期中、二日ごとに3度お花の出品が替わったそうです。ということは、私が見たのは、ほんの3分の1なのでした。あっという間の1時間ですね。
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