易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

12月のお仏花(前半)

 あっという間に12月、ツゴモリ、ツキゴモリ。籠(こも)りの月―最後の月―となりました。

寿子 IMG_20171201_135824_convert_20171214212719

 北方のH さん宅お取越しです。すその方の白い菊のつぼみがポイントになっていますね。

改 12月堀政子 DSCF2484_convert_20171214212701

 相羽のM さん宅のお取越しです。お定飯(月忌まいり)の家は、その日がお取越しとしています。たっぷりと菊が奢(おご)られてありました。ご自宅の菊ですが、上の方は「買い足して」あるそうです。

改 杉山家なおちゃん DSCF2487_convert_20171214212826

 相羽のS さん宅お取越し。庭の草の陰に残っていた菊なんだそうです。寒さで、白がこんな風に色変わりしてきます。

改 常山、おいばねそう DSCF2488_convert_20171214212758

 びっくりでしょう? お正月の古くからの遊び、羽根つきに使う追い羽根かと思いました。
 それもそのはず、衝羽根草 (つくばねそう)とか追羽根草(おいばねそう)って、言うんだそうです。山の中、里山などに育つ植物だということです。
 青色のきれいな実の植物も、とても珍しいと思いました。
 常山(トコヤマ)と聞きましたが、インターネットで調べてみると、それらしいのは出て来ません。漢方薬:ジョウザン(常山)―ユキノシタ科のジョウザン Dichroa febrifuga Lour. の根を乾燥したもの―ではないかと愚考する次第です。中国に分布。
 相羽のT さん宅お取越しの床の間でした。こんな珍種まで集めておられる方もあるのでした。

改 12月賢一お仏花 DSCF2501_convert_20171214212907

 花屋さんに行ったような、きれいな色の氾濫でした。相羽の K さん宅お取越しです。ぜんぶ、自分で育てられたものばかりです。
 ディズニーランドのような…とでも言えるかな?とも思ったんですが、小生は一度も行ったことがないので、止めました。

改 12月脩司氏 DSCF2522_convert_20171214212943

 下方の S さん宅お取越し。白いサザンカ、赤いサザンカ、菊、アメジストセージと根気よく手入れしておられる家です。
 思いっきり大きな姿の、清潔感のあるお仏花で、お正信偈・五十六億和讃が勤められました。

改 12月脩司氏床の間 DSCF2527_convert_20171214213005

 同家の床の間です。同じような花材でも、花器がちがうと、また工夫が必要となりますね。

改 西の山から寒くなる DSCF2550_convert_20171214213411

 この日12日は、寒かったですね。お寺の北側、三水川に掛かった新しい橋の東詰から、池田山方面の眺めです。いよいよ、冬です。

改 八幡町賢宅 IMG_20171207_085151_convert_20171214213037

 なつかしい!―つい、声が出てしまいました。からすうりです。子供のころ、よく触ったものです。
 薬用として、「根にはでんぷんが多く、小児があせもなどに使う、天爪粉(てんがふん/天花粉)として用いられていた云々」と書かれていました。テンカフンて、これなんですね。自分の散髪に今でも用いています。
 黒野の M さん宅のお取越しです。ご自宅の高野マキにからみついていたのだそうです。白はサザンカでした。

改 青木家 IMG_20171208_105441_convert_20171214213121

 相羽のA さん宅お取越し。おめでたいことがあったのかな? 高砂人形。お軸は親鸞聖人の伝説、石枕の場面です。

改 克己お仏花 IMG_20171211_110338_convert_20171219190728

 相羽の K さん宅。うちの菊と、買った菊で準備なさいました。
 「あたりまえに立てただけ」とおっしゃいますが、それがなかなか、「それらしく」はならないものですよ!

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 下方の K さん宅の御内仏、正面の蒔絵です。同じ「石枕」の図ですね。庶民のあいだを歩き、活動をされた、われらが親鸞聖人のご苦労をしのびましょう。
 苦労の人生が、まともな人間の人生、なのかもしれませんよ。目立ったら終わり、ということだと思います。人知れず、生き抜きましょうね。

改 幸雄さん真紀ちゃんIMG_20171212_105741_convert_20171214213312

 その K さん宅の床の間には、娘さんの手でお花が活けられていました。ありがとう。

改 茂樹宅 DSCF2545_convert_20171214213500

 相羽の T さん宅のお取越しです。いよいよ水仙が登場しました。この花は長く咲いてくれるありがたい花です。

改 平田勝美 床の間 IMG_20171212_140831_convert_20171214213434

 大正11年生まれのご主人とともにお達者で暮らされる、相羽の K さん宅お取越しで、80代?奥様が家にある花で迎えてくださいました。シャンとしたお花ですね。
 村内に他宗教のお葬式で送られたおばあちゃんのことを、「かわいそうに」と嘆いておられました。「ごえんさん、どうかお浄土へ行けるようにしてくださいね!」が、別れぎわの一言でした。なんまんだぶつ…。

改 質問 正美家 IMG_20171213_113344_convert_20171214213607

 相羽のM さん宅のお取越し。ここはお木像(もくぞう)です。絵像ではないので、正式に2つのお仏飯(おぶっぱん)が供えてありますのが、たいしたものです。
 お勤めが終わってから、「どこぞ、おかしなところはないですか?」という質問。あえて言えば、細かなことながら、段盛りでしょうか。右の、白い線でかこんだところ―

改 段盛りの訂正正美 IMG_20171213_114105_convert_20171214213634

 左側がもとの供え方、右側が直した後のようすです。お花に隠れないように供えられるのが、段盛りの強みです。
 娘さんご出産のため、1歳半のおさない孫を預かっておられながら、よくここまで準備なさったと感心しました。

改 久雄 IMG_20171213_090535_convert_20171214213537

 相羽の S さん宅のお取越しです。白い菊ばかり残ったそうです。小さい菊は可愛いです。

改 邦子金魚草 IMG_20171214_134941_convert_20171214213720

 上秋の T さん宅お取越し。ビロードのような花びらがこってりとした色を見せていました。キンギョソウと言うのだそうです。

改 雅子昭和49年建築 IMG_20171214_093123_convert_20171214213809

 下方の M さん宅のお取越し。良いつやのある竹かごがりっぱでした。ドライフラワーは、だいぶ以前にご友人からプレゼントされたもので、ロウびきなのだそうです。
 お座敷の床の間がしっかりとした造作でしたので、お尋ねすると、昭和49年に親類の棟梁の初仕事だったのだとか。小生が社会人になって3年目…もう半世紀近くたつのですね。(細かい計算は、ナシにしましょうや。)

改 はっちゃん宅 DSCF2549_convert_20171214213231

 下方の H さん宅のお取越しです。あったかい、静かなストーブは、お経を読むノドにやさしい気がします。安心。
 みんなご自宅の畑の菊です。何気ないですが、ていねいに、時間を掛けて、活けてあると見ました。

改 はっちゃん 仏心 IMG_20171212_100803_convert_20171214213207

 当家の床の間には、仏語のお軸。「仏心 大慈悲これなり(是也)」。
 お三部経の中、『観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』に「仏心(ぶっしん)というは大慈悲(だいじひ)これなり。無縁の慈(じ)をもってもろもろの衆生(しゅじょう)を摂(せつ)す」 とあるのです。
 仏心は信心なのです。いやぁ、勉強になりましたね! 手前は菊花石でした。

改 豊明スマホ IMG_20171214_143527_convert_20171214213741

 北方の K さん宅のお取越し。黒くてもやわらかい表情の、楽焼のような花器が印象的でした。水仙のさわやかさが感じられますね。

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 浄勝寺の庫裡から北、更地(さらじ)山を望むと、13日の朝はこのように全山まっ白でした。左の茶色のやぐらは、おおの温泉です。
 12月の前半のお仏花は、以上です。

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