易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

口語でよめる、意味がわかる阿弥陀経

 ようやく 『口語でよめる 阿弥陀経』 を公開するはこびとなりました。
 平成26年の秋にまとめたものですが、いよいよ電波・公開という形で広くお目にかけることに決心しました。
 これは4年前のその時作成した冊子。現在は法事のカバンに数冊、常備しています。

   謹訳_convert_20180108093749

 この口語の阿弥陀経には、私としては長い心の歴史があるのです。
 30歳のころに本山で研修を受けて、お寺さんとして活動をはじめたのですが、京都から帰るとき、心配があったのでした。
 「ごえんさん、漢字ばかりのお経を読まずに、ちゃんと意味のわかるお経はないのですか?」
 「ごえんさん、どんな内容が述べてあるのですか?」 などと聞かれたら、…。
 そんな仮想問答に対抗できるようにと思って、仏教書籍専門の本屋さんで見つけたのが、この本でした。

   佐々木版_convert_20180108093844

 昭和29年、御子息の戦死から満九年をへて出版、以来満二十三年間で19版だったようです。福井の鯖江近くのお寺さんが作られました。
 読誦用、と注してあるのがすごいです。わたしもそれにこだわりました。
 著者・佐々木円梁師の思いは明瞭で、最高に良質の僧侶であることが、よく分かるあとがきがあります。

あとがき 佐々木師_convert_20180108093819
あとがき 2_convert_20180108132551
 こんなお寺さんが、そのころはちゃんとおられたのですね。明治生まれでしょう。

 わたしはこの本を購入して以来、必ず法事のカバンには入れて(求められたら、これを読誦しよう)と覚悟を決めていたのですが、40年間いちども、いっぺんも取り出すことはありませんでした。佐々木師の檀家での御体験をば、ついに追体験できなかったのです。
 僧侶もですし、ご門徒も、求道心のある方が少なくなりましたね。

 本気になって仏様に会おう、信心を得ていないのは恥しいこと、という愚直な、素朴な人(本気のひと)が消えてきたようです。坂口安吾が懐かしい…。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ…

 しかし、この本の訳では、さすがに古風な文章ということになり、いまのご門徒にすすめるにはちゅうちょされます。
 思い切って、自分で拙訳しなければという気持ちになったのでした。
 参考書にしたのは、岩波文庫『浄土三部経(下)』中村元等訳注と 本願寺『浄土三部経(現代語訳版)』です。

 方針としては、おしゃか様になりきったつもりで語りかけようという、まぁ大それた視点を確保したいと願いました。
 結論:お浄土はどんなところか――仏を思い、法を思い、和合の尊さを思う心が自然と起こるところ。自然に成仏への道が歩める場所でありました。

 では、御門徒宅のご法事での実演で、ご紹介しましょう。



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