易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

花がない季節のお仏花

 寒さがずっと続いたせいで、「とうとう寒菊も茶色になってしまいました…」と気落ちされているかたが多いようです。
 買ってきたお花でも、どうあしらうかを考える余地はありそうです。

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 下方の公民館(正式には、コミュニティー・センターといいますが)でお葬式がありました。
 なかなかしんぼう強く、お葬式のお取持ちを維持しておられるグループでしたが、法中(ほっちゅう:お坊さんのこと)の控室には花が活けてありました。
 大野町のM葬祭のかたが、床の間用に花材をもって来てくださったのだそうです。「活けないわけには、まいりません。」ということで、ちゃんとした床の間となりました。
 床の間があって花が無いのと、あるのでは、おおちがいです。

改 豊明 DSCF2724_convert_20180223194454

 北方の K さん宅のおじょうはんです。ネコヤナギの典型的な構成が、とても安心できますね。若いうちに習っておられたかたは、ずっと役に立ちます。
 現代ではお茶、お花を習われる女性の数が全滅に近く、ダンスやエクササイズばかりだというのが、都会の統計なんだそうです。
 人間自身が、退化、劣化しますわね。ということは、社会も うわべばかりとなってきたと思ったほうがよいようです。
 これを読んでくださるあなたも、50才過ぎたら、お茶とお花はオススメですよ。そうそう、お定飯のお参りも、オススメです!

改 桃の花五十回忌 IMG_20180216_102512_convert_20180223194608

 黒野のY さん宅で先先代の50回忌法要。家の庭に咲こうとしている桃の花のつぼみ、アオキ以外は買われたものだそうです。部屋全体に、なんとなく温かい雰囲気が感じられます。

改 宝玉のひな DSCF2732_convert_20180223194630

 「おひなさま?玄関先に飾ったりますよ。」話題が移って、帰りがけには思いもよらぬ良いものを見せてもらえることになりました。
 40年近く前の七段飾りでした。ご当家は「古くてお恥ずかしい」とおっしゃいますが、朱の色があせて、古い物の方が素晴らしい―と小生は思いました。

改 玄関先 DSCF2729_convert_20180223194548

 玄関先で雛壇に目を奪われてしまいましたが、もういちど見渡すと、隅には花瓶が。お花の好きな Y さん方でした。

改 大野昭 床の間 IMG_20180220_113820_convert_20180223194702

 ケヤキの木目が立派な、黒野の F さん宅での七回忌法要。お花は買ってこられたアルストロメリアです。ここでも、お花がない場面を想像して見てください。さびしいでしょ?

改 大野昭七回忌 IMG_20180220_113808_convert_20180223194734

 同家のお内仏のお荘厳です。なんとなくきちんとして、きれいですね。この「なんとなく」というのが、大事だと思います。

改 2月康秀 DSCF2737_convert_20180223194800

 相羽の Y さん宅でお定飯。「よくがんばりましたねえ!」思わず口に出してしまいました。ぜんぶの花材が自宅で集められたものばかりです。
 高野マキ、マンリョウ、キンカン、水仙ですね。お茶受けに、キンカンの甘煮もいただきました。

改 康秀床の間 DSCF2736_convert_20180223194822

 こちらは同家の床の間のお花。ちょっと、ホッとしました。
 手付きの花活けに水仙が楽しく行列していました。かわいいですね。

改 コリヤナギ 曻2月 DSCF2744_convert_20180226200422

 ネコヤナギとはちがいますね、と声をかけましたら、N さん「コオリヤナギだと思います…」。―どういう意味かと考えたのですが、わかりません。
 おたずねすると、氷ヤナギではなくて、「行李(こうり:こり)柳」。あの、柳行李(やなぎごうり)を編んだ材料の、柳のことでした。昔は穂積の方にいっぱい、行李を編む人がおられたそうです。
 ネコヤナギよりも品がいいみたいですね。もっと撓(しな)わせて使ってある生け花を見たことがあります。
 今月も終盤。相羽のN さん宅のお定飯です。
 
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