易往山 浄勝寺ブログ

岐阜県 揖斐郡 大野町にある、浄土真宗 本願寺派のお寺「浄勝寺」の紹介です。

お花がつぎつぎと咲いて

 5月も中旬となりました。お参りに行く先々で、見事に咲いたお花に出会う毎日です。

 むかしもむかし、平安時代に大江佐国(すけくに)という漢詩人、宮仕えの人がおられて、お花が大好きでした。
 亡くなる時に「今度は蝶になって生まれ変わって、花を愛し続けたい…」といい残されたという、有名なお話が残っているそうです。……

 教養のうすいわたくしは、そんなことチットモ知らなかったのですが、このごろ江戸時代の活け花の教科書?を読む機会があって、序文でそれを知りました。
 しかもそれが、あの 方丈記を書いた鴨長明 の晩年の説話集にのっている事も、知ってしまいました。
 読まずにはおられません! いそいで古本屋からその書物を取り寄せたところです。
 惜しいような気がしますが、心を広くもってお教えしましょう。『発心集』です。
 私の死期またはボケは、容赦なく近づいています。急ぎ、この目でその文を、長明の心を確かめたい熱情が湧いています。長明先生と、50年ぶりで会えそうです。これって、同窓会モードですね。?

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 これはわが家の裏畑です。ソケイ。 素馨、難しい字です。丈夫ですし、大好きな花です。
 「雨ニモマケズ」という、有名な詩がありますね。 末尾がすばらしいです。
  ミンナニ デクノボート ヨバレ
  ホメラレモセズ
  クニモサレズ
  サウイフモノニ
  ワタシハナリタイ」

 人間の目指すべき、気付くべき境地ではないでしょうか。こういう有名でない花を見ると、かならず思い出します。なんまんだぶつ、なんまんだぶつ…。

改 堀さん5月 DSCF3259_convert_20180602071902

 相羽の Mさん宅のお定飯です。ごらんのとおり、アイリスが今を盛りと咲いています。
 まん中には芍薬のつぼみも顔を出していました。お花がふんだんに、奢おごってありますね。

改 賢一5月 DSCF3277_convert_20180517213156

 豪華のひとこと。アイリスは西洋のアヤメのようです。夢のように美しいピンクの芍薬。矢車草、デージー。江戸時代は金銭花とも書いてちょっといやしい…とも云われた、キンセンカ。
 カーネーション、ガーベラ。もうすぐ母の日です。(5月6日時点)すべてご自宅で栽培。
 相羽の Kさん宅のお定飯です。

改 加代子5月マメ科の DSCF3290_convert_20180517213348

 さわやかな色そのものが美しいなぁと思いました。マメ科の変った花、細かい白い花、ギボウシの斑入りでしょうか。
 相羽で Hさん宅の月命日のお参り(お定飯)です。

改 貞一床の間 IMG_20180509_084523_convert_20180517213321

 かわいいですよね。なんとなくかぼちゃみたいな花瓶。その口の狭いのをうまく利用して、立ちにくいシラン(紫蘭)の白。ガーベラなのでしょうか、オレンジが目を引きました。
 この季節になると、あちこちでなにげないギボウシの、立体的な葉の魅力を、たっぷり味わえます。
 黒野で Tさん宅のお定飯です。お定飯て、いいですね。

改 廊下の芍薬 DSCF3287_convert_20180517213412

 これはお寺の渡り廊下です。お客様がありましたので、あわてて用意しました。お客さまというのも、こちらに花を用意させる「気を」起こしてくださるので、大事ですね。
 あっという間に散る、白の芍薬です。ふつうに紫の紫蘭も丈夫なので、うれしい花です。

改 脩司氏5月 DSCF3279_convert_20180517213230

 花びらの向きまで、きちんと心くばりされた、入念なお仏花です。きんせんか、デージー、金魚草と色のコントラストもよく効いていますが、なんといっても美しいのは、左手にちらりと見える緑の葉ではないでしょうか。
 下方の Sさん宅のお定飯です。

改 脩司氏 床の間 DSCF3283_convert_20180517213256

 こまかい紅色の花がリズミカルです。これ、私の好きな、ええっと…ハコネウツギの花でしょう? どっさり咲くやつです。同家の床の間でした。

改 洋一母恵美子 DSCF3297_convert_20180517213451

 わたし、この花器を見ただけで、何流を習われたのか、わかりました! 遠州流の紋入り、唐がねの花器なんです。きっちりと、質朴ないけばなの形は、ほんとうに安心できます。
 近くの公民館で習われたのだそうです。軽海の E さん宅でのご法事です。

改 豊明菖蒲とくろがねモチ DSCF3302_convert_20180517213519

 いやぁりっぱですね。「若い時、嫁入り前に少しだけ習っただけです」。華道則天門。
 この手かごに決めてから「何をいけよう?」と考えられたそうです。まっすぐに、無駄なく屹立するアヤメが、うす暗い床の間で印象的でした。
 驚いたのは、すその留めに使われた緑です。くろがねモチの色が面白かったので使ってみましたとのこと。
 自分もこんなふうに自由な発想で活けれたら、楽しいだろうなと思います。北方の Kさん宅のお定飯です。
 最近、「華道則天門」のホームページが出来つつあるようです。きれいでした! 検索して見てください。

改 ずいな IMG_20180516_131418_convert_20180517213606

 ご愛嬌に、もう一つ。境内に咲いたアヤメの一種とズイナという可愛い花です。コバノズイナ(木葉の随菜)という難しい字でした。
 思うように立てられないものですね。水際が ラッシモナイ し(岐阜弁?)、まのびがしていて笑ってしまいます。おそまつさま。
 
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